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正常骨髄幹細胞が癌の転移形成に果たす役割に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 17791456
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関鳥取大学

研究代表者

土井 理恵子  鳥取大学, 医学部・附属病院, 講師 (20294316)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード遺伝子 / 癌 / 細胞・組織 / 病理学 / 幹細胞 / 転移 / 骨髄 / 頭頸部
研究概要

口腔領域の癌で最も頻度の高い扁平上皮癌の高転移株ヒトSCC-3細胞株(低分化型)を使用し,癌の転移や血管形成に関連するとされるCox-2とVEGFの発現について調査することを目的とした.Cox-2とVEGFは腫瘍細胞自身だけでなく宿主側の正常細胞からも産生されること,また血管新生への骨髄幹細胞の関与が報告され事実,身体他部より口腔への転移癌のほとんど赤色骨髄の豊富な下顎骨に多いことより,転移の過程と転移巣での血管形成に血管新生関連因子の情報を伝達する,あるいはそれらに刺激された正常骨髄幹細胞の関与の可能性が考えられる.そこで上述一連の仮説のうち,正常骨髄幹細胞が血管新生関連因子とどのように関与するかを明らかにするまでの基礎研究を扁平上皮癌高転移株を使用し行う.転移形成と流血中の正常骨髄幹細胞との関連を調べるため,マウス背部にヒトSCC-3細胞株(低分化型)を移植しT3(腫瘍径4cm)になるまで増殖させた.その間にマウス下顎骨に骨髄組織に達する穴を開け粘膜を閉創した群を作製し,何も行わないコントロール群と肺転移形成に違いがあるのか比較した.結果は4週,8週の群に相違はみられなかった.この原因については腫瘍部位とpanched outした部位が離れ,腫瘍細胞が骨髄の血流に入りにくいことが考えられた.4週の時点でpunched outした部分をもう一度剥離し確認してみると骨髄露出部は新生骨で覆われ,8週では完全に治癒していた.これより転移形成に骨髄細胞の関与があるかどうかは明確には分からなかった.もう一群細胞が通過できない膜で穴を開けた部分を覆う群を予定していたが,そのような膜の調達はできなかった.

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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