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Shhの象牙芽細胞分化機構の解明と幼若永久歯象牙質再生治療への応用の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17791508
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

畠山 雄次  東北大, 歯学研究科(研究院), 助手 (40302161)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードSonic Hedgehog / 歯髄 / 象牙芽細胞
研究概要

緒言;Sonic hedgehog(Shh)は歯牙の形成過程において歯原性上皮に発現が認められる成長因子の一つである。歯髄もしくは歯乳頭の間葉細胞に広く発現しているShhのレセプターであるPathchedを介して歯原性上皮と間葉との間の相互作用に関わる。いくつかの研究グループが、Shhは間葉細胞および骨芽細胞の骨形成マーカーの発現を上昇させている、という報告があることから、我々は骨芽細胞と同じ起源を持つ歯髄細胞の象牙芽細胞分化における役割を検討した。
方法;生後1週齢のマウス第一臼歯歯胚より実体顕微鏡下で歯髄を摘出し、トリプシンコラゲナーゼ処理により歯髄細胞を分離した。実験に供与できる細胞数が得られるまで2から4継代おこない、リコンビナントマウスShh(rmShh)タンパクを添加し、培養した。細胞増殖試験はテトラゾリウム塩の吸光度を測定した。また象牙芽細胞分化の遺伝子マーカーの発現をRT-PCRにて測定した。
結果;培養7日後におけるrmShhタンパク添加および非添加による歯髄細胞数増加に有意な差が認められなかった。(コントロール=156.8±50%,Shh100ng/mL167.1±8.2%培養10日におけるコントロールを100%とした)。しかしrmShh添加7日後において歯髄細胞のBMP4、BMP7およびDentin Sialophosphoprotein (DSPP)の遺伝子発現を有意に増加した。
結論;今回得られた結果から、Shhは歯髄細胞増殖に変化を与えないが、BMP4,7およびDSPPの発現を上昇させたことから、歯髄細胞が象牙芽細胞へ分化した可能性が示唆された。それゆえShhの制御下における象牙芽細胞分化は象牙質修復および再生に有用であると考えられる。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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