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唾液ペルオキシダーゼ活性と齲蝕ならびにヒポチオシアン酸の関係

研究課題

研究課題/領域番号 17791539
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関九州歯科大学

研究代表者

西岡 孝浩  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (30305825)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード唾液 / ペルオキシダーゼ / 活性測定 / ヒポチオシアン酸 / う蝕
研究概要

我々の研究では唾液ペルオキシダーゼ(SPX)により触媒される反応は弱酸性に調整することで反応を休止することが可能であるが、この1年間の研究で様々な条件を変えて測定したにもかかわらず、ヒポチオシアン酸を測定するための吸光度はSPXによる反応を停止させた後でも変化し続けていることがわかった。これは反応を停止させた後でも持続的にヒポチオシアン酸が生成されていることを示している。それはチオシアン酸を酸化する物質が持続的に産生されていると考えられるので、今後我々はSPXやミエロペルオキシダーゼのような唾液酵素以外の酸化物の存在を検討することになった。
またSPXにより触媒されるこの反応により過酸化水素と反応するチオシアン酸は減少する。このチオシアン酸の減少量を測定することで我々は新しい可能性を見出すことができた。それはう蝕をもたない人の刺激唾液を用いるとチオシアン酸の減少量は多く、修復歯の多い人の刺激唾液を用いるとチオシアン酸の減少量は少なくなる。さらに修復歯を持ちかつ少しでもう蝕を有するヒトの刺激唾液を用いるとチオシアン酸の変化量、この場合は減少量であるがその量が増加することがわかった。この結果はう蝕を持つとチオシアン酸を酸化する物質が増加している可能性を示唆するものである。このことから我々はチオシアン酸の変化量とう蝕になんらかの関係があると考えている。また前段に示されるように何らかの酸化物質と関連性もあるように思える。今後の更なる研究が必要である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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