研究概要 |
1.TNF-α産生最適条件の決定 細胞を分化させる4-Methoxy-a-methylphenethylamine(PMA)および細胞を刺激しTNF-α産生を促すlipopolysaccalide(LPS)をそれぞれ0-1000nMおよび0-400ng/mlの各濃度でTHP-1細胞に作用させた後,THP-1細胞が産生するTNF-α量をEnzyme-Linked Immunosorbent Assay法を用いて測定し,TNF-α産生最適条件を検討した。その結果,100nM PMAで分化させた後,100ng/ml LPSで刺激した場合にTHP-1細胞のTNF-α産生量が最大になることが分った。 2.cDNAライブラリーの作製 上記結果に基づき100nM PMA分化および100ng/ml LPS刺激したTHP-1細胞からmRNAを回収した。回収したmRNAを鋳型として逆転写酵素を用いてcDNAライブラリーを作製した。 3.cDNAライブラリーの確認 ベクターに組み入れるためのLDアダプターをcDNAライブラリーに付与した後,Polymerase Chain Reaction法にてcDNAを増幅させた。この増幅させたcDNAを電気泳動法にてアガロースゲルに展開し,様々な大きさのcDNAが増幅されていることを確認した。
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