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日帰り温泉を利用した地域住民への健康増進プログラムの開発-温泉の利用状況と身体的・精神的健康への効果の検証と活用-

研究課題

研究課題/領域番号 17791588
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関福井大学

研究代表者

月田 佳寿美  福井大学, 医学部, 講師 (50303368)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード温泉 / 高齢者 / 社会との関わり / ISI / 健康関連QOL / SF-8 / 健康増進 / 介護予防 / 地域高齢者 / 主観的健康観 / 骨関節系疾患 / 生活習慣 / 地域住民 / 骨関節系 / QOL
研究概要

【研究の成果】
19年度の研究課題は,閉じこもり予防の観点から,温泉の利用頻度と社会との関わり・健康関連QOLとの関連を明らかにすることであった。65歳以上の温泉施設利用者277名を対象に,属性,社会関連性指標「ISI」,健康関連QOL「SF-8」などの質問紙調査を行なった。
1.対象者の特性
平均年齢は77.8±6.9歳であった。温泉を健康のために利用している人は87.4%,温泉が社会的な交流の場になっていると感じる人は83.5%であった。
2.社会との関わり状況との関連
ISIの合計得点,下位領域得点を温泉利用頻度[多い群][少ない群],外出頻度[多い群][少ない群]で比較した。利用頻度による有意差はなかった。外出頻度では,合計得点が[多い群]で有意に高かった(p<0.01)。下位領域得点は,「社会への関心」(p<0.01),「他者との関わり」(p<0.05)で[多い群]が有意に高かった。*いずれも対応のないt検定
3.健康関連QOLとの関連
SF-8の得点を温泉利用頻度[多い群][少ない群],外出頻度[多い群][少ない群]で比較した。「身体的QOL」「精神的QOL」の得点は,利用頻度と外出頻度による有意差はなかった。下位領域得点は,利用頻度[多い群]で「身体機能」「日常役割機能(精神)」が有意に高かった(p<0.01)。*対応のないt検定
以上の結果より,多くの温泉施設利用者が,温泉施設は他者との交流の場になっていると感じていた。また利用頻度の多い人は,身体面の満足度が高かった。温泉の利用は健康増進につながり,社会との交流が活性化し,身体面と心理・社会面によい効果をもたらすと考える。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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