• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

HIV陽性者への訪問サービス支援に関する研究-訪問サービス支援マニュアルの開発-

研究課題

研究課題/領域番号 17791592
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関宮崎大学

研究代表者

久野 暢子  宮崎大学, 医学部, 助教 (40253760)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード訪問看護 / HIV陽性者
研究概要

まず、平成18年度に行った調査を分析した。その結果、全国的なHIV陽性者(以下、陽性者とする)への訪問看護実施率が2.5%であり、受け入れていない訪問看護ステーション(以下、施設とする)における依頼率も3.2%であることが明らかとなった。地域では関東・甲信越地方が多かった。これらのことから、陽性者の訪問看護は都市部の一部でしか進んでいないことが推測された。しかし、真のニーズがどれだけあるかについては病院側からの調査を必要とすると考える。また、陽性者への訪問看護経験のある施設においても、個人情報保護の点からケアに関する情報交換の場がないことやケアスキルの蓄積もままならないことから、試行錯誤の状態でケアを行っている現状が明らかとなった。このことは、ケアの質の向上にとっては課題といえ、個人情報は保護しながらケアに関する情報交換のできる情報ネットワーク構築の必要性が示唆された。さらに、受け入れを推進するための要件として、訪問看護部門以外も含めた組織的受け入れが重要であり、その基盤として全職員に対するHIV/AIDSに関する知識の普及が必要であると考えられた。
次に、上記の分析結果ならびに平成17年度の調査結果から、陽性者への訪問看護の初回依頼時に受け入れを進めるプロセスを図式化した手順書(案)を作成した。この手順書(案)の信頼性を高めるため、平成18年度の調査対象であった陽性者への訪問看護経験を持つ20施設に内容の妥当性について意見を求めた。得られた意見を集約し、最終的に「HIV陽性者への訪問看護依頼時の受け入れ準備手順」を完成させた。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007 2005

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 訪問看護ステーションにおけるHIV陽性者の受け入れに関連する要因の分析-受け入れ経験の有無による比較-2008

    • 著者名/発表者名
      加瀬田 暢子
    • 雑誌名

      南九州看護研究誌 6(1)

      ページ: 19-19

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] HIV陽性者への訪問看護に関する実態調査-受け入れ経験のある訪問看護ステーションの調査から-2008

    • 著者名/発表者名
      加瀬田 暢子
    • 雑誌名

      日本看護学会論文集(地域看護) 38(In press)

      ページ: 35-35

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 訪問看護実施率 2.5%が示すこと-「訪問看護ステーションにおけるHIV陽性者受け入れに関する全国調査」から-2008

    • 著者名/発表者名
      加瀬田 暢子
    • 雑誌名

      訪問看護と介護 13(5)(In press)

      ページ: 370374-370374

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] HIV陽性者の訪問看護受け入れに関わる要因-訪問看護師へのインタビューより-2005

    • 著者名/発表者名
      加瀬田 暢子
    • 雑誌名

      日本エイズ学会誌 7・4

      ページ: 352-352

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [学会発表] 訪問看護ステーションにおけるHIV陽性者受け入れに関する全国調査2007

    • 著者名/発表者名
      加瀬田 暢子
    • 学会等名
      第27回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      東京都
    • 年月日
      2007-12-07
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] HIV陽性者への訪問看護に関する実態調査-受け入れ経験のある訪問看護ステーションの調査から-2007

    • 著者名/発表者名
      加瀬田 暢子
    • 学会等名
      第38回日本看護学会-地域看護-
    • 発表場所
      山形市
    • 年月日
      2007-10-10
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-23  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi