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国際救援に携わる看護者の異文化適応過程の分析と心理的サポートプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17791608
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関日本赤十字広島看護大学

研究代表者

戸村 道子  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 准教授 (00343682)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード国際看護 / 異文化適応 / 心理的支援 / 国際救援 / 心理的サポートプログラム
研究概要

本研究の目的は,国際救援要員として派遣された経験のある赤十字看護者を対象に,(1)派遣前,派遣中,派遣後において,異文化に適応する過程でどのような心理的,情緒的,身体的な問題に直面するか,またその対処法を明らかにすること(2)国内外の文献検討から異文化適応と日本文化への再適応についての検討、そして(3)心理的サポートシステムの試案を開発することにある。
本年度は、昨年度に引き続き赤十字社より派遣された経験のある看護者の意見聴取を行った。さらに国外で行われている海外救援スタッフのためのサポートプログラムに関する資料収集、異文化適応過程についての文献検討を行った。
多くの赤十字看護者は、派遣要員としての研修を受け登録をしてからは、緊急時の派遣の機会が多いこともあり、派遣先や業務の内容等について充分な準備期間がなく現地に派遣され活動している場合が多い。その状況の中で身体的、心理的なストレスを経験してはいるが、限られた期間の中で最大限の実績を上げるために奮闘している現状がある。また活動の原動力として、看護要員一人ひとりの国際救援活動に対する動機付け、目的意識が高いという特徴が挙げられる。
文献検討、および看護者の意見聴取から、サポートシステムの案として、派遣前には、「語学」、「対人関係を円滑にするためのコミュニケーションスキル」、「トリアージ訓練」、「ストレスマネージメント」、「国際看護学の知識」について、が挙げられた。さらに派遣後に関しては、「ディブリーフィングや報告会」のみでなく、それぞれ派遣先、時期が異なった者同士が集まり「体験を共有する機会」を持つことが、実践内容の統合と看護者としての内省、および日本文化や職場への再適応、ピアサポートとして互いの実践を認め合いながら自己の活動に生かしていくという相互効果も期待できること示唆された。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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