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糖尿病性腎症を発症した人々の生活行動様式・認識の特徴

研究課題

研究課題/領域番号 17791616
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関山梨大学

研究代表者

西田 頼子  山梨大学, 大学院医学工学総合研究部, 助手 (50324215)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード糖尿病 / 腎症 / 生活行動様式
研究概要

本研究の目的は,糖尿病患者の生活活動様式と,患者の認識について調査し,糖尿病性腎症発症の有無による違いから腎症合併を促進または予防する因子を検討し,糖尿病患者の腎症発症予防のための看護師の生活指導のあり方について提示することである。
昨年度,国内外の文献を検討し作成した生活行動様式に関する調査用紙を用いて外来通院中の2型糖尿病患者を対象に調査を行った。糖尿病罹病歴5年以上の者を分析の対象とし,血清Cre値(男性1.10mg/dl以上,女性0.78mg/dl以上を腎症あり)により糖尿病性腎症あり群(以下腎症群)(19名)と糖尿病性腎症なし群(以下非腎症群)(46名)に分けた。両群は,年齢,BMI,罹病歴,HbA1c値,FBS値などに有意差は見られなかった。両群を比較すると,生活行動では,非腎症群に比べ腎症群の方が生活活動強度が低く,食事は1日3回規則的に摂取しており,魚の摂取頻度が少なかった。アルコール・タバコの摂取は非腎症群の方が多かった。清潔習慣では入浴回数が少なかった。糖尿病に対する認識として,「苦痛である」「困難だ」といった負担の感情と関連が見られた。また,腎症群では体調をあまりよくないと感じており,疲れを感じているが,日常生活において無理をしてしまう,と感じている傾向にあった。さらに,STAI日本語版を用いて状態不安を測定したが,両群で有意差は認められなった。
今後は,データの分析を詳細に行い,腎症合併を促進または予防する因子を検討していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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