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心臓血管外科領域の手術患者における術後せん妄発症予測に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17791617
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関岐阜大学

研究代表者

寺内 英真  岐阜大学, 医学部, 助教 (60377679)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード術後せん妄 / 心臓血管外科 / 発症要因 / 徴候 / 発症予測 / 臨床看護 / 術後看護
研究概要

本年度までに作成した,術後せん妄発症要因や発症プロセスに関する概念図に基づき,術後せん妄の発症状況について調査を行った。
診療記録からのデータ収集を行い,術前・術後の発症要因の内容と術後せん妄の徴候と考えられる行動内容について抽出した。これら発症要因と徴候について概念図により分類し,発症に関わる要因の特定を行った。また,発症早期に見られる徴候の内容についても事例的に分析を行い,前駆的に現れる徴候抽出した。
さらに,各事例を術後せん妄発症のプロセス概念図に添って経過を追い,文献検討やエキスパートからの聞き取り調査の結果から得られた術後せん妄の発症を高めるリスク因子の有無と,発症の状況についても分析を行い,予測に関わる因子について抽出した。これら分析により,年齢,身体状況の悪化,術後せん妄を悪化させる薬剤の使用,術前からの強い不安などが上げられた。
現在,これら抽出された予測に関わる組み込んだ,調査用紙を作成しており,これら因子の有無や程度,状況による術後せん妄発症頻度について前向きに調査をする準備を行つている。
今回の研究においては,事例研究的な分析を行うに留まっているため,一般化を行うには今後の更なる継続的な研究によりより多くの症例数が必要である。しかし,各症例を詳細に見ているため,得られた結果については実際の状況がよく反映されていると考えられる。また,今までに行われている研究の結果を支持するものともなっていると考える。実際め診療記録や事例からの分析を行い,積み重ねて行くことで,術後せん妄の発症予測と予防の方策を考察する上で,本研究の結果は,その基礎的な部分を補強するものが得られたと思われる。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2008 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 診療記録から見た術後せん妄ケア・アルゴリズムの臨床的有用性の予備的検証2008

    • 著者名/発表者名
      寺内英真, 綿貫成明, 竹内登美子, 大沼扶久子, 松田好美, 高橋由起子
    • 雑誌名

      岐阜大学医学部紀要 55(1)

      ページ: 26-30

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 急性期病院におけるせん妄ケアの改善とシステム化 自分から変わる今から変える「せん妄ケア」の考え方2007

    • 著者名/発表者名
      綿貫成明, 酒井郁子, 寺内英真
    • 雑誌名

      看護管理 17(7)

      ページ: 566-573

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 術後せん妄発症前の認知・行動の変化と術後せん妄発症との関係-心臓血管手術後に術後せん妄を発症した6事例の分析-2007

    • 著者名/発表者名
      寺内英真
    • 雑誌名

      日本看護研究学会 第20回近畿・北陸地方会学術集会 抄録集

      ページ: 34-35

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 急性期ケア領域におけるせん妄ケアのエビデンス2006

    • 著者名/発表者名
      綿貫成明, 酒井郁子, 竹内登美子, 寺内英真
    • 雑誌名

      第26回 日本看護科学学会学術集会講演集

      ページ: 109-109

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 心臓血管外科患者における術後せん妄発症要因と徴候との関係2005

    • 著者名/発表者名
      寺内英真
    • 雑誌名

      日本看護研究学会雑誌 28巻3号

      ページ: 245-245

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 術後せん妄のアセスメントおよびケアのアルゴリズム(案)開発-腹部・胸部外科における典型的な手術を例として-2005

    • 著者名/発表者名
      綿貫成明, 竹内登美子, 松田好美, 寺内英真
    • 雑誌名

      看護研究 38(7)

      ページ: 23-38

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [学会発表] 診療記録から見た術後せん妄ケア・アルゴリズムの臨床的有用性の予備的検証2007

    • 著者名/発表者名
      寺内英真
    • 学会等名
      日本看護学会 成人看護I
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター
    • 年月日
      2007-10-04
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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