研究課題/領域番号 |
17791618
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
宮城島 恭子 浜松医科大学, 医学部, 講師 (60345832)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,445千円 (直接経費: 3,250千円、間接経費: 195千円)
2008年度: 845千円 (直接経費: 650千円、間接経費: 195千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | がんの子ども / 自己決定 / 意思決定 / 健康管理と社会生活 / 親子のコミュニケーション / 日常生活 / 周囲の人との関わり / 親子 / コミュニケーション / 看護 / 看護援助 |
研究概要 |
小学校5年生〜高校3年生までの小児がん患児に対する健康状態を踏まえた学校生活活動の調整、周囲への健康状態の伝え方、医療、日常の健康管理等に関する意思決定の経験について面接調査した。その結果、学校生活活動の調整に関する意思決定は主体的でサポートを得て行っており、目標達成感ももっていたが、自己決定の意思が強い患児ではサポートをあまり得ず、目標を高くもつことから無理をする可能性もあるため、本人の意思を尊重する形での情緒的サポートや目標を変更しても自尊心が保たれることに配慮した関わりが必要と考えられた。医療に関する決定では治療における選択の余地がない状況が多いが、副作用・治療や検査の方法・生活への影響などのイメージ・予測と、患児の疑問・思いの表出を助けることで、少しでも生活の仕方や処置の方法などについて本人の意思を取り入れた選択の幅が広がる可能性があると考えられた。周囲への健康状態の伝え方では、伝えた場合・伝えない場合・伝え方による相手の反応や影響を予測した上で決定できるような援助が必要であると考えられた。
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