研究課題/領域番号 |
17791632
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
清水 準一 首都大学東京, 助教授 (40381462)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 生体肝移植 / ドナー / 看護 / レスポンスシフト / QOL / 家族 |
研究概要 |
平成18年度は3年計画の2年目であることから、昨年度の検討を踏まえ調査の実施に向け全国の移植施設への研究協力の調整を行うと共に、調査票に健康関連QOLの変化や生活や家族関係上の困難などを記述する自由回答の項目が必須であることから、近年このような自由回答によるデータの分析方法として着目されているテキストマイニング法に関する検討を進めることとした。 テキストマイニング法については、市販されている幾つかの分析ソフトの中から、比較的安価で保健・医療・福祉分野での研究実績があるWordMiner(日本電子計算株式会社製)を用いることが、本研究の分析においても有用となることを確認することができた。 また本学研究倫理安全審査委員会への申請と承認を得たうえで、生体肝移植実施施設への研究協力の打診を行い約30施設から前向きな回答を得たが、症例数の多い施設が独自に生体肝移植ドナーを対象とする調査を行う予定があり協力が得られないことが判明した。 これにより統計学的にみて十分な標本数を得るためには年間数件の症例数の施設、数十施設から協力を得る必要が生じた。また同時期に研究代表者の健康上の問題も生じ、多数の施設に協力を依頼し、各施設の倫理委員会の申請手続き等を行うことには限界があると考えられた。更にこうした手続きに時間がかかることから、対象者の追跡可能な期間も減少することなど、総合的にみて本調査の実施により十分な成果をあげることが難しいとの結論に至り、対象者への倫理的配慮の面も考慮し、やむなく本年度末にて本研究を中止することとした。 この2年間の成果として、研究協力施設との調整ができれば、実施可能な段階まで準備はできており、今後、調査を実施できるよう努めたい。
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