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鳥取県の農業従事高齢者における農作業の運動効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17791678
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 地域・老年看護学
研究機関鳥取大学

研究代表者

谷村 千華  鳥取大学, 医学部, 助手 (90346346)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード農業従事高齢者 / 運動効果 / 老年看護学 / 介護予防 / 体力 / 運動推進事業
研究概要

農作業における身体活動量と農作業中の動作の運動効果について検討した.対象となる農作業は鳥取県で主要な産業である稲作農業とし,農業従事高齢者が主観的に年間最も頻度の多い作業であると感じている「除草作業(草払い器による草刈,草よせ)」の1日の動作を分析対象とした.調査内容は,1日の歩数,1日あたりの総消費エネルギー,運動による消費エネルギーを身体活動量の評価指標とした.また,除草作業中に持久力(endurance),筋力(muscular strength)を高める要素があるかどうかを検証した.測定用具は,KENZライフコーダーEX,ポラール社のハートレートモニター,追坂電子機器Personal-EMGとした.
その結果,以下の知見が得られた.
1)農作業従事日の歩数から判断すると,全国,鳥取県の平均値よりも大幅に上回っており,農作業中の移動距離の多さ,作業時間の長さを反映していた.しかし,農作業に従事していない日では,目標歩数に達しなかった.
2)対象者の心拍数は,目標心拍数に達し,長時間の草刈作業は,持久力を鍛錬する効果があった.稲架かけ時には,時折目標心拍数を大幅に越えることもあり,運動の強度としては,負担が大きすぎると考えられた.
3)筋電図データでは,草刈り器を用いた際の大腿四頭筋の活動電位は瞬間的に100%MVCの10〜30%程度であり,草よせ時は,15%程度だった.除草作業が最大筋パワーを鍛えている運動効果になるとは言い難い.しかし,僧帽筋の筋活動量は多く,また,草刈りの動作は振動が加わる脊柱をひねる動作であり,腰痛,肩こり予防のためにも農作業中にストレットや作業後のクーリングダウンを推奨することの重要性が示唆された.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 農業従事高齢者の運動プログラムの構築に向けて-農業従事高齢者の体力の現状-2006

    • 著者名/発表者名
      谷村千華
    • 雑誌名

      第26回日本看護科学学会学術集会講演集

      ページ: 35-35

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 農業従事高齢者の運動プログラムの構築に向けて-農業従事高齢者の体力の関連要因-2006

    • 著者名/発表者名
      谷村千華
    • 雑誌名

      第26回日本看護科学学会学術集会講演集

      ページ: 35-35

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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