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地域における在宅関節リウマチ患者の社会活動と支援方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17791686
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 地域・老年看護学
研究機関島根大学

研究代表者

大畑 政子  島根大学, 医学部, 助手 (40363783)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード関節リウマチ / 社会活動 / 高齢者 / 地域 / QOL / 介護負担 / 社会支援
研究概要

【目的】関節リウマチ患者(以下RA)の社会活動への支援を行うために昨年度行った聞き取り調査をもとにアンケート調査を実施,RA患者に対する社会活動を促進する可能性を検討,必要な施策を明らかにする。
【研究方法】1.対象者は調査の同意が得られた5病院で外来に通院中のClassII, IIIの60歳以上の患者及び介護者。2.方法は,留置式アンケート調査,3.調査項目は,RA患者には社会活動状況,痛み,QOL等,介護者・家族には介護負担感等である。
【結果】配布数はRA患者140,介護者140,有効回答数はRA患者56(40.0%),介護者45(32.1%)であった。属性は,性別はRA患者では男性10名,女性45名,介護者では男性23名,女性22名,平均年齢はRA患者70.9歳(SD±6.4),介護者62.6歳(SD±11.6),罹病期間は平均12.7年(SD±13.2)であった。RA患者の社会活動は近所での買い物,近所づきあいなどの頻度が高く,リウマチ友の会への参加,老人大学,シルバー人材センター,特技伝承などの頻度が低かった。また,過去の活動で最も多かったのは仕事であった。痛みについてはレベル3が最も多く,部位は手関節,次いで手指が多かった。精神的QOL得点は平均14.7点(SD±4.5),気分的QOL得点は11.9点(SD±3.5)。介護者の介護負担感は平均14.2点(SD±16.5)で負担感得点は低い傾向にあった。
【まとめ】RA患者の社会活動は一般の高齢者と比して頻度が低く,近所での買い物や,近所づきあいなど身近な場所での活動が多いことが明らかになった。活動を促進するためには,疲労や痛みへの配慮,社会支援,交通環境の整備,対象に合った活動を提供する場作りが重要である。また,社会活動を行うには介護者の協力と理解が必要であり,介護者または家族と共に社会活動を促進していくことが重要である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 地域に居住する関節リウマチ患者における社会活動の実態2007

    • 著者名/発表者名
      大畑政子
    • 雑誌名

      第11回日本在宅ケア学会学術集会講演集 11巻 (3)

      ページ: 115-115

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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