研究課題/領域番号 |
17F17123
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
東野 史裕 北海道大学, 歯学研究院, 准教授 (50301891)
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研究分担者 |
HABIBA UMMA 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2018年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2017年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | アデノウイルス / がん / シスプラチン / 溶解 / ARE-mRNA |
研究実績の概要 |
申請者らは、近年、AU -rich element(ARE)を持つmRNAの安定化が細胞がん化に寄与することを解明し、その後、アデノウイルスの複製に必須のE1A 遺伝子にAREを持つウイルス(Ad+AU)を開発した。Ad+AUは、ARE-mRNAが安定化されているがん細胞ではE1A-mRNAが安定化され、その結果アデノウイルスの複製が起こり、がん細胞が破壊される。本研究の目的は、Ad+AUの腫瘍溶解効果を解析し、抗がん剤との併用効果を解析することである。 平成30年度は、Ad+AUとシスプラチンとの相乗効果を検討した。平成29年度と同様のがん細胞を用いて、昨年の実験で検討したシスプラチン濃度を考慮しながら、Ad+AUとシスプラチンを投与し、腫瘍溶解効果が相乗的に活性化されるか検討した。方法は平成29年度と同様の手法に従い、in vitroとin vivoで行った。その結果、Ad+AUとシスプラチンとの協調効果が見られ、併用効果があることが明らかになった。また、この結果は、ウイルス投与により、シスプラチン量を減らし、その副作用を軽減できる可能性を示している。 さらに、AREに特異的に結合し、ARE-mRNAを核外輸送し安定化するHuRタンパクが、アクチン依存的に移動するか確認した。その結果、がん細胞ではHuRはアクチン非依存的に核外に輸送されたのに対し、正常細胞では、アクチン依存的のままHuRが細胞質に移動することが明らかになった。従って、HuRおよびARE-mRNAは、正常ならアクチン依存的に細胞内を移動するが、がん細胞ではそのメカニズムに異常があることが明らかになった。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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