研究課題/領域番号 |
17F17344
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
浜地 格 京都大学, 工学研究科, 教授 (90202259)
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研究分担者 |
ZHU HAO 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2017-11-10 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2019年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2018年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2017年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | プロテオミクス / タンパク質ラベリング |
研究実績の概要 |
本研究では、多くの活性酸素(窒素)種の中でも過酸化水素に的を絞り、過酸化水素と選択的に反応し、反応活性が大幅に向上するようなconditional proteomicsのためのラベル化剤の分子設計を行った。過酸化水素応答ユニットに、イメージング/濃縮のための親和性タグ(フルオレセインなどの蛍光団)を繋いだ分子を合成し、これを用いて生細胞での過酸化水素応答挙動を評価した。その結果、細胞外から添加した過酸化水素に応答して細胞内タンパク質のラベル化が大きく加速されるだけでなく、細胞刺激によってROSを内在的に発生させた場合にもはっきりとしたラベル化の亢進が見られることをWestern blottingによって生化学的に確認した。従って、過酸化水素に応答して生細胞系でのプロテオミクスに利用できる初めての化学プローブの合成に成功したと言える。また、ラベル化はイメージングによっても明瞭に確認でき、特に固定化後もその蛍光画像が維持されるという特徴を有していた。さらに、これらの利点にMSMS解析を組み合わせて、内在性過酸化水素発生に伴うconditional proteomicsを実施し、マクロファージ細胞内で、過酸化水素が濃縮される小胞体ベシクルの実体解明に成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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