研究課題/領域番号 |
17F17741
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤原 辰史 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (00362400)
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研究分担者 |
Ericson Kjell 京都大学, 人文科学研究所, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2017-07-26 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2017年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 養殖 / 環境史 / 帝国 / 科学技術 |
研究実績の概要 |
申請者のシェル・エリクソンは、日本帝国におけるミキモトの真珠養殖やそれに関連した水産技術の展開の研究するため、別の研究費で神奈川県三崎臨海研究所や三重県五ヶ所湾で聞き取りや資料収集にあたった成果を踏まえ、アメリカのワシントンDCのアジア研究協会の会合や香港大学での国際会議に出席し、研究報告を行い、世界各地の専門家と議論を交わした。さらに、京都大学人文科学研究所では、ミキモトの養殖に関する研究報告を、文化人類学や民俗学など、専門領域に近い研究者を各地から呼んだ研究会で発表し、有意義な議論を行った。 また、藤原辰史は、東京で資料収集を行い、環境史の基礎理論について理解を深めるほかに、ベルギーのルーヴェンで、環境史および農業技術史に関する研究発表および農村史研究者との意見交換を行い、環境史の理論構築の基礎的研究を行った。 さらに、エリクソンと藤原は、お互いの海外での意見交換を元に、上記人文研研究会のほかに、定期的に藤原の研究室で会合を開いた。そこでは、ミキモトの養殖技術の展開のみならず、「養殖」概念の汎用性、その環境史的な意義、農業技術史と漁業技術史の比較検討の可能性にまで議論がおよび、新しい環境史の展望の一端が開けた。ただ、エリクソンの就職により、この科研費によってその議論をさらに深めることはできなくなったが、なんらかの別の機会を積極的に設定し、さらなる環境史および帝国史の理論的発展のために、「養殖」概念をめぐるさらなる比較研究を進めていきたい。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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