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ICTを活用するデータ駆動型の英語学習コーパス検索サイトの開発と普及

研究課題

研究課題/領域番号 17H00102
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅰ(文科系)A
研究機関千葉大学

研究代表者

横田 梓  千葉大学, 教育学部附属中学校, 教諭

研究期間 (年度) 2017
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
580千円 (直接経費: 580千円)
2017年度: 580千円 (直接経費: 580千円)
キーワードICT / DDL / SCoRE
研究実績の概要

○研究目的
本研究では, データ駆動型学習(DDL)で使用するコーパスをタブレット端末等から自由に検索できるようにし, DDLの効果を引き続き検証して, その分析結果を公表する。
○研究方法
1人1台タブレット端末を活用し, DDL活用を支援するためのツールとして, 新たに教育用例文コーパスSCoRE(The Sentence Corpus of Remedial English)を授業に取り入れた。SCoREとは, Web上で自由に閲覧・検索・コピー・ダウンロードすることができる「データ駆動型英語学習支援プログラム」であり, 利用者登録などの必要がなく, いつでも無料でアクセスしてクリックするだけで利用できるシンプルな教育用検索ツールである。
本研究では, 自作のICT教材を活用して授業実践を行い, ①タブレット端末を活用するデジタル版DDLは中学生の英語力向上に寄与するか, ②タブレット端末を活用するデジタル版DDLは従来のペーパー版DDLと比べてその指導効果に差が見られるか, ③タブレット端末を活用するデジタル版DDLに協働学習を組み合わせることによって, 生徒たちの学びの深まりに変容が見られるか, の3点を中心に研究を行った。
○研究成果
本研究では, SCoREを活用するデジタル版DDLの効果を検証した。その結果, デジタル版DDLの活用は英文法の知識の定着に効果があり, さらに用例の観察を通して文法規則発見の眼を育てることから, 文法指導のひとつの手法として有効であることが明らかになった。また, 教師が発見学習のタスクを与えなくても, 生徒自身の力で数多くの文法規則を発見することができたことから, SCoREは自学教材としても有用であることがわかった。処置群のデジタル版と, 対照群のペーパー版には, どちらもそれぞれに長所と短所があり, 生徒の発見に同等の結果が得られるのであれば, 学習環境や生徒の実態等に応じてどちらかを選んだり, 組み合わせたりして実践すればよいことがわかった。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 中学校英語科における教育用例文コーパスSCoREを活用するデータ駆動型学習の実践-1人1台タブレット端末によるデジタル版DDLの効果と課題-2018

    • 著者名/発表者名
      横田 梓
    • 雑誌名

      千葉大学教育学部附属中学校紀要

      巻: 48 ページ: 35-41

    • NAID

      120006463617

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 中学校英語科における教育用例文コーパスSCoREを活用するデータ駆動型学習の実践2017

    • 著者名/発表者名
      横田 梓
    • 学会等名
      全日本教育工学研究協議会全国大会 和歌山大会
    • 発表場所
      和歌山県民文化会館
    • 年月日
      2017-11-25
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] データ駆動型の英文法学習が導く気づき, 定着, 発見の力2017

    • 著者名/発表者名
      西垣知佳子・横田梓・他
    • 学会等名
      全国英語教育学会 第43回 島根研究大会
    • 発表場所
      島根大学 松江キャンパス
    • 年月日
      2017-08-19
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2018-12-20  

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