• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

小学校音楽科におけるタブレット端末を活用した指導法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17H00127
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅰ(文科系)C
研究機関戸田市立戸田東小学校

研究代表者

小梨 貴弘  戸田市立戸田東小学校, 教員

研究期間 (年度) 2017
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
320千円 (直接経費: 320千円)
2017年度: 320千円 (直接経費: 320千円)
キーワード教育工学 / タブレット端末 / 音楽科指導法
研究実績の概要

<本研究の目的>
本研究は、次期学習指導要領で目指している主体的、対話的で深い学びを小学校音楽科の授業で実現させるため、タブレット端末を学習ツールとして効果的に活用する指導法を開発することを目的とした。
<研究の方法>
表現領域の各分野、及び鑑賞領域において、タブレット端末を活用した授業を計画、実施し、活用場面や方法の検討や効果の検証を行った。①表現(歌唱)…自らの歌唱の様子を記録し、歌い方の工夫に活かす際の活用[第5学年]②表現(器楽)及び鑑賞…箏の演奏を聴いたり、楽器の構造を理解して簡単な曲を演奏したりして、箏の豊かな響きを味わう際の活用[第6学年]③表現(音楽づくり)…拍の流れにのったリズムづくりをする際の活用[第3学年]
<研究の成果>
実施した検証授業では、すべての授業において、児童の学習への主体性の高まりや意欲の向上が見られた。また、グループ活動では、個々が課題解決のために積極的に発言し、対話的な学びが促進されている様子が伺えた。①の活動では、録音、録画機能を使って自分達の演奏を記録したり、聴きたい(見たい)部分を即座に再生し、効率よく演奏の振り返りができたりするなど、タブレット端末の基本機能を音楽の主体的な学習活動に活かす利便性を感じることができた。②の活動では、動画や音声を挿入できる自作教科書アプリを用いて楽器の歴史や構造を理解したり、箏の疑似演奏ができるアプリを使用して簡単な曲を演奏したりすることで、児童が普段触れることの少ない和楽器を、児童により身近に感じさせることができた。③の活動では、リズムループづくりを手軽に楽しむアプリを活用し、児童が楽しみながらもプログラミング的思考を活かして音楽的な試行錯誤を行っていく学習展開を構築することで、音楽科授業におけるプログラミング教育の在り方についての検証を進めることができた。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2018 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (5件)

  • [雑誌論文] ICTを活用し、〔共通事項〕を支えに音楽的な見方・考え方を働かせて実現する、新しい鑑賞授業の創造2018

    • 著者名/発表者名
      小梨貴弘
    • 雑誌名

      季刊『音楽鑑賞教育』

      巻: 34

    • 説明
      掲載確定
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [備考] ・平成29年度文部科学省国立教育政策研究所実践研究協力校授業者として、文部科学省教科調査官、津田正之氏同席のもと、2度に渡りタブレット端末を用いた器楽、音楽づくりの研究授業を行った。

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [備考] ・NPO法人iTeachersAcademyインターネット情報番組「iTeachersTV」に出演、実践発表を行った。

    • URL

      https://www.youtube.com/watch?v=QOehncZpl-Y&t=33s

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [備考] ・NPO法人iTeachersAcademyインターネット情報番組「iTeachersTV」に出演、実践発表を行った。

    • URL

      https://www.youtube.com/watch?v=ACTy7rJQqlg&t=43s

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [備考] ・個人ブログ「音故知新」

    • URL

      http://on-ko-chi-shin.hatenablog.com

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [備考] ・文部科学省・経済産業省・総務省「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」にプログラミング的思考を活かした音楽づくりの実践授業報告掲載(7月頃予定)

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2018-12-20  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi