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伝統楽器を使ったふしづくりによる音楽科の授業開発-箏の効果的な活用を通して-

研究課題

研究課題/領域番号 17H00136
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅰ(文科系)C
研究機関広島大学

研究代表者

長澤 希  広島大学, 附属三原小学校, 教諭

研究期間 (年度) 2017
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
300千円 (直接経費: 300千円)
2017年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワード音楽科 / 箏 / 授業開発
研究実績の概要

1 研究目的 :
本研究の目的は, 児童の音楽科の本質に関わる資質・能力を育むために, 箏を使ったふしづくりによる授業を行うことを通して, 箏の有効な活用方法を示し, 音楽科の授業開発を行うことであった。
2 研究方法 :
次のような方法で研究を行った①本研究における授業構成と, 児童の姿による評価を行うためのルーブリックを作成する。②作成したルーブリックをもとに, 授業実践を行い, 児童の音楽科の本質に根差した資質・能力と, 音楽的能力を図るための質問紙調査を授業前後に実施する。③質問紙調査によって得られた結果を, 量的に検証するとともに, 授業の中で見られた児童の姿を, ビデオ観察により質的に検証し, それぞれの結果を統合する。
3 研究成果 :
箏をふしづくりで活用する際の有効な点は, ①弦を弾くと音が鳴ること, ②箏柱を動かせば自由に音階を変化させることができることである。それらの箏の性質は, 児童が即興的且つ自由自在にふしを創っていくことを容易なものとし, 児童の創作意欲が持続した要因であった。また, 本研究の授業実践では, 箏の学習を通して「なりたい自分」を一人ひとり考え, 「なりたい自分」を具体化するために, 題材を通してめざす姿を3段階のルーブリックにして提示することで, どのような姿が望ましいのかを価値づけ, 子どもたちが「なりたい自分」とめざす姿とを反映させてフィードバックしてきた。このことを通して, 箏の知識・技能習得のみならず, 教科の中で育むことのできる資質・能力の要素を, 児童の姿から表出していくことができた。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 就学前教育での「ふしづくりの教育」の実践-広島大学附属三原幼稚園における実践を中心として-2017

    • 著者名/発表者名
      吉富功修・三村真弓・長澤希
    • 学会等名
      国際幼児教育学会
    • 発表場所
      国立薹北教育大學教育学院幼児與家庭教育學系(台北・台湾)
    • 年月日
      2017-09-01
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [図書] 第3版小学校音楽科教育法 学力の構築をめざして2017

    • 著者名/発表者名
      吉富功修・三村真弓・長澤希・荒木由美・伊藤真・井本美穂・上野智子・太田正清・大野内愛・緒方満・河邊昭子・工藤千晶・小長野隆太・近藤裕子・菅裕・曹念慈・高見仁志・田中健次・津田正之・寺田貴雄・鳥内洋子・長谷川諒・日高祐子・福島さやか・藤井浩基・藤原志帆・峯恭子・森保尚美・八木正一・山中文・吉田孝・FERRAN GALICIA JOSEP
    • ページ
      52-52
    • 総ページ数
      241
    • 出版者
      ふくろう出版
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2018-12-20  

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