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アクティブ・ラーニングの質を高めるアーギュメント構成能力育成教師教育方略の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17H00176
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅱ(理科系)B
研究機関神戸市立星和台小学校

研究代表者

神山 真一  神戸市立星和台小学校, 教諭

研究期間 (年度) 2017
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
570千円 (直接経費: 570千円)
2017年度: 570千円 (直接経費: 570千円)
キーワードアーギュメント構成能力 / 教師教育方略 / 授業実践
研究実績の概要

教師がアーギュメント構成能力の育成に自信をもって取り組むには, 自らアーギュメントの指導法を具体的に立案したり実践したりする活動が必要である(McNeillら, 2016)。山本・神山(2017)の研究によって, アーギュメントを構成, 評価する教師の能力向上が報告されているが, そのプログラムは主に講義とワークショップで構成されており, 授業実践を伴う教師教育方略は未開発であった。
そこで, 本研究では, アーギュメントを小学校理科授業に導入するための授業実践を伴う教師教育方略を開発した。対象は, アーギュメントを指導した経験のない現職小学校教員Mの1名であった。プログラムの概要は, 以下の通りであった。
授業準備段階では, 4つの活動を設定した。まず, アーギュメントに関する研修会(90分)を行い, ①理科教育におけるアーギュメントの定義や意義が理解できるような講義とワークショップ(90分)を行った。次に, 単元の検討会(90分)において, ②指導するアーギュメント構造を決定した。構造は, 主張・証拠・理由付けからなる単純なバリエーションとした。その際は, ③アーギュメント各構成要素の内容を決定した。具体的には, 「主張」に対する適切な学習問題, 「証拠」で児童が収集するデータの量や質, 「理由付け」として位置付く科学的原理をそれぞれ学習内容と具体的に照らし合わせて検討することであった。単元の検討会では, さらに, ④アーギュメントを単元や1時間の授業の中に導入するタイミングの吟味を行った。
授業実施段階では, 授業(45分)についてリフレクション(120分)を行った。その際は, 3つの活動を設定した。活動は, ⑤授業の動画記録を視聴してアーギュメントの指導場面を特定し, ⑥考察場面でなされた児童の発言をアーギュメントの構成要素に分類することであった。さらに, リフレクションでは, ⑦授業記録を基に, 板書やワークシートでの支援方法の吟味を行った。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] アーギュメントの構成能力と評価能力を育成する小学校教師教育プログラムの開発2017

    • 著者名/発表者名
      山本智一・神山真一
    • 雑誌名

      理科教育学研究(日本理科教育学会)

      巻: 57 ページ: 387-401

    • NAID

      130006942244

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Teacher beliefs about argumentation in Japanese in-service teachers2017

    • 著者名/発表者名
      Tomokazu Yamamoto, Shinichi Kamiyama
    • 学会等名
      Conference of the European Science Education Research Association(ESERA2017)
    • 発表場所
      DUBLIN CITY UNIVERSITY
    • 年月日
      2017-08-24
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] アーギュメントを小学校理科授業に導入するための授業実践を伴う教師教育プログラムの開発2017

    • 著者名/発表者名
      神山真一・山本智一・俣野源晃
    • 学会等名
      日本理科教育学会
    • 発表場所
      福岡教育大学
    • 年月日
      2017-08-06
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2018-12-20  

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