• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

地域の資源を活用した放射線教育の普及

研究課題

研究課題/領域番号 17H00309
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 化学
研究機関国立大学法人鳥取大学

研究代表者

中村 麻利子  国立大学法人鳥取大学, 研究推進部研究推進課, 技術補佐員

研究期間 (年度) 2017
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
550千円 (直接経費: 550千円)
2017年度: 550千円 (直接経費: 550千円)
キーワードラドン / 放射線教育用教材 / 線源に利用可能な温泉の所在マップ
研究実績の概要

研究目的
学習指導要領の改訂により平成24年度から中学校理科の第一分野の内容に放射線が取り扱われることになった。しかし、中学校で放射線が取り扱われるのは、30年ぶりであり、ほとんどの教員が放射線についてどのように扱っていいのかわからないのが現状である。申請者は、そのような教員にとっても取り組みやすい教材開発に取り組んできた。本年度は、これまで作成を続けてきた「教材(霧箱の線源)として利用可能な温泉の所在マップ」のさらなる充実を図るとともに、温泉水を活用したより簡便な放射線教材の開発研究に取り組み、放射線の教育・啓蒙を行うことを目的とした。
研究方法
全国に存在しているラドンを含んでいる温泉の源泉を入手し、教材として利用可能かどうかを検討した。採水のため現地に出向いた折、施設の方々に実演するとともに簡単な講義も行い、放射線教育への興味を促し、施設での実験教室の開催等を提案した。温泉水から取り出したラドンを吸着させる担体として活性炭やゼオライト等の検討を行い、吸着率を高める方法を検討した。以前、TT(Team Teaching)を組み放射線教育を行った鳥取市内の中学校教員の要請により、器具及び市内のラドン温泉の情報を提供し、放射線教育の授業を支援した。
研究成果
「教材(霧箱の線源)として利用可能な温泉の所在マップ」に6都道府県、19温泉のデータを追加した(現在33都道府県63温泉)。温泉水から取り出したラドンと活性炭を別々の容器に入れてチューブでつなぎ活性炭側を真空にすれば、ラドンを一瞬で吸着させることができた。しかし、ゼオライトには、ラドンではなく、温泉水中の子孫核種を吸着させる方法を検討することにした。中学校教員自らが、近隣のラドン温泉を教材として放射線教育の授業を行ったことにより、子どもたちの興味は高まり、教員自身にとっても取り組みやすく授業の実施に自信がもてたようである。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 地域の自然から学ぶ放射線-ひらめき☆ときめきサイエンスでの実践例-2017

    • 著者名/発表者名
      中村麻利子
    • 学会等名
      日本保健学会第50回研究発表会日本放射線安全管理学会第16回学術大会合同大会
    • 発表場所
      ホルトホール大分(大分県、大分市)
    • 年月日
      2017-06-29
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2018-12-20  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi