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生殖過程特異抗原(Ts4対応糖鎖)の初期発生における発現動態解析

研究課題

研究課題/領域番号 17H00624
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 臨床医学A
研究機関順天堂大学 環境医学研究所

研究代表者

櫻庭 真弓  順天堂大学 環境医学研究所, 環境医学研究所, 研究補助

研究期間 (年度) 2017
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
570千円 (直接経費: 570千円)
2017年度: 570千円 (直接経費: 570千円)
キーワード抗精子抗体 / 糖鎖 / Bisecting GlcNAc
研究実績の概要

原因不明とされる不妊症の中には、抗精子抗体(ASA)が関与しているものがあると考えられている。抗精子抗体の中には受精障害作用を持つものもあるが、当研究グループが樹立したASAであるTs4は、バイセクト型GlcNAc糖鎖を抗原として認識する。本課題では、Ts4抗体が認識する糖鎖構造の生理機能を明らかにすることを最終目標にしている。また、この糖鎖抗原の機能構造連関を詳細に検討することにより、原因不明不妊症の病理を理解する一助となることが期待できる。
Ts4抗体は、これまで成獣を用いた免疫組織学的解析により成熟精子以外に精母細胞・精子細胞・精巣精子および初期胚にのみ反応することが明らかになっているが、体細胞中には検出できていない。従って、どのような発現動態を経て精巣に限局するのかは明らかになっていない。本研究において、精子形成~受精後個体発生過程におけるTs4陽性細胞の発現分布を継時的に追い、その詳細を明らかにすることを目的とした。Ts4対応抗原の発現を検討するため、妊娠マウスより経時的に胚を採取し、それら生体試料に対するTs4抗体の反応性を、免疫組織化学及びウェスタンブロットを用い解析した。組織はパラホルムアルデヒド固定凍結切片及びブアン液固定パラフィン切片を作製し解析した。その結果、胎生期においては胎盤と各体細胞臓器でTs4抗体の反応を認めた。免疫染色陽性部位が判明したので、マイクロダイセクション顕微鏡等を用いてTs4陽性検体を採取し、対応抗原糖鎖が修飾されているタンパク質の生化学的特徴を、今後明らかにする予定である。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Quantitative measurement of a candidate serum biomarker peptide derived from α2-HS-glycoprotein, and a preliminary trial of multidimensional peptide analysis in females with pregnancy-induced hypertension.2018

    • 著者名/発表者名
      Hamamura K, Yanagida M, Ishikawa H, Banzai M, Yoshitake H, Nonaka D, Tanaka K, Sakuraba M, Miyakuni Y, Takamori K, Nojima M, Yoshida K, Fujiwara H, Takeda S, Araki Y.
    • 雑誌名

      Ann Clin Biochem

      巻: 55 号: 2 ページ: 287-295

    • DOI

      10.1177/0004563217717748

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2018-12-20  

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