研究課題/領域番号 |
17H00734
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
戸出 英樹 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20243181)
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研究分担者 |
廣田 悠介 国立研究開発法人情報通信研究機構, ネットワーク研究所フォトニックICT研究センター, 主任研究員 (20533136)
藤本 章宏 和歌山大学, 学術情報センター, 助教 (30711551)
谷川 陽祐 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90548497)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2021年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2019年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2018年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2017年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | クラウドコンピューティング / ビッグデータ / ネットワーク制御 / 空間分割多重網 / エラスティック光網 / 光パス設定制御 / クロストーク / 実証実験 / 空間分割多重 / 分散エッジノード応用基盤 / コンテンツ取得 / 空間分割多重型光ネットワーク / エラスティック光ネットワーク / 経路・周波数・コア/モード割当 / 参加型サービス / 情報システム / 経路・周波数・コア/モード割当 |
研究成果の概要 |
本研究では、(ア)先進空間分割多重型エラスティック光網(SDM-EON)制御、及び、(イ)分散エッジノード応用基盤技術を確立した。特に、“使用禁止スロット”、“クロストーク(XT)コスト”、“基準隣接数”の概念を導入し、経由リンク上のXTマージンに応じた柔軟なRSCMA制御方式を確立し、低中負荷領域でベンチマーク方式の100倍以上の性能を達成した。CDNサロゲート間をSDM-EONで接続する環境で、適応的にコンテンツの移動・取得・複製・光パス設定を行う手法を確立し、有効性を実証した。NICTテストベッド上で、疑似マルチコアファイバ動的切替制御、動的サービスチェイニング制御の実証実験を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の主要成果は、将来のSDM-EONにおけるマルチコアファイバを用いたトラヒック収容の際のクロストーク信号劣化問題を克服する光パス接続制御を確立したことであり、その先導的な提案手法と性能面に学術的価値がある。また、将来の光バックボーンやメトロ系網への適用に加え、Beyond-5G環境下のアクセス系での利活用や、データセンタ内部の接続網への適用など、重要な導入環境が想定されており、その社会的インパクトは大きい。一方、上記制御と密連携した、コンテンツや計算機資源の探索・利用、サービスチェイニングなどの応用基盤技術の成果についても、学術的意義、社会的意義は高い。
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