研究課題/領域番号 |
17H00750
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
掛谷 英紀 筑波大学, システム情報系, 准教授 (70334050)
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研究分担者 |
森 健作 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (80361343)
大城 幸雄 東京医科大学, 医学部, 助教 (10535008)
岡田 俊之 筑波大学, 医学医療系, 助教 (90733650)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
38,870千円 (直接経費: 29,900千円、間接経費: 8,970千円)
2020年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2019年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2018年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2017年度: 12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
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キーワード | バーチャルリアリティ / 3次元画像工学 / 医療画像工学 / 医用画像工学 |
研究成果の概要 |
医療用に使える高精細裸眼立体ディスプレイとして、時分割パララックスバリア式と時分割指向性バックライト式表示の改良を行った。結果として、4Kの解像度での表示、同時に複数人の観察者への立体像提示、手術室等に持ち込み可能なレベルへの省電力化などを達成した。また、観察時の目の疲労の原因となる輻輳調節矛盾を解消する表示法として、上述の両手法を応用した色多重化時分割を用いた超多眼表示システムを提案した。レフラクトメータを使った実験により、提案手法で焦点調節誘導ができることを確認した。さらに、医療用の3Dコンテンツとして、ディープラーニングを用いたCT画像における臓器や腫瘍の自動抽出システムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究で実現した高精細裸眼立体ディスプレイの持つ、複数人同時観賞可能、低消費電力などの特徴は、医療用途に限らず、自動車のヘッドアップディスプレイなどにも活用可能である。また、輻輳調節矛盾を解消する色多重化時分割式の光線再生による超多眼表示は、遠近両方に焦点のあう随時かけっぱなし可能なスマートグラスに応用可能であり、これも医療用途に限らない応用が期待される。ディープラーニングを用いた臓器の自動セグメンテーションシステムは、まだ完全に自動化して使用するほどの信頼性は得ていないが、本研究で提案した3次元ディスプレイとの融合により、医師の診断を補助することは可能になっている。
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