研究課題/領域番号 |
17H00755
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 大阪大学 (2019-2020, 2022) 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2017-2018) |
研究代表者 |
井野 秀一 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (70250511)
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研究分担者 |
隅田 由香 (岩倉由香) 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授(キャリアアップ) (10361693)
遠藤 博史 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究グループ付 (20356603)
田辺 健 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (60847557)
近井 学 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (60758431)
細野 美奈子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (70647974)
岩木 直 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 副研究部門長 (70356525)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
42,250千円 (直接経費: 32,500千円、間接経費: 9,750千円)
2020年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2019年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2018年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2017年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
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キーワード | ヒューマンインタフェース / 福祉工学 / 食事 / トイレ / 健康 / 健康寿命 |
研究成果の概要 |
超高齢社会における人々の健康寿命を伸ばすために、日常生活の中で無理なくフレイルを予防し、QOLをサポートする家庭・介護施設向きのシンプルなヒューマンインタフェース(人間支援デバイス)の研究開発を医歯看工で展開した。ここでは、高齢者の食事と排泄に着目した。口からの楽しい食事を支えるデバイスの開発では、介護食の食感の知覚実験と擬似咀嚼音を利用した食感拡張デバイスの試作を行った。トイレでの快適な排泄を支えるデバイスの開発では、便座からの安楽な起立動作を探る人間工学実験と水素吸蔵合金を応用した便座の昇降デバイスの評価を行った。さらに、嚥下計測や義歯装着などに関する臨床的な知見も得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人生における高齢期を全く病気のない状態で過ごすことは難しい。しかし、多少の病気や身体の弱まりを抱えていても、それらを重篤化させないフレイル予防とその対策を上手に実現できれば、長い人生を健やかに歩むことができる。本研究では、その一助として、高齢者の食事から排泄までのQOL維持・向上に寄りそうヒューマンインタフェース技術の新開拓を、ヒトの心身特性の基礎研究と医歯看工の連携のなかで取り組んだ。得られた成果は、超高齢社会における生き甲斐ある暮らしをサポートする福祉テクノロジーの学術的基盤となる知見であり、人間情報学からヘルスケアの関連分野への幅広い波及効果が期待される。
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