研究課題/領域番号 |
17H00772
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
白井 哲哉 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (70568211)
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研究分担者 |
バールィシェフ エドワルド 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (00581125)
阪口 哲男 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (10225790)
照山 絢子 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (10745590)
辻 泰明 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (30767421)
宇陀 則彦 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (50261813)
水嶋 英治 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (70372886)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
39,130千円 (直接経費: 30,100千円、間接経費: 9,030千円)
2020年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2019年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2018年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2017年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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キーワード | 災害アーカイブ / 災害情報 / アーカイブズ / 東日本大震災 / 災害ミュージアム / 災害資料 / 地域災害資料 / 災害アーカイブズ / 知識情報学 / 原子力災害 / 震災アーカイブズ / 図書館情報学 / アーカイブズ学 / 博物館情報学 / 地域災害資料・情報学 |
研究成果の概要 |
本研究は災害に関する多様な資料の収集・保全及び情報発信につき国際比較に基づく調査研究を目的とした。 研究成果は、第1に、福島県の原子力災害被災自治体の担当者と連携して、2018年にフォーラム「福島の震災遺産と震災アーカイブズの構築」を開催し震災資料の保存活用をめぐる現状と課題を明らかにした。第2に、福島県双葉町が保有する震災資料の調査を進め、研究成果をICADL2020DEで発表した。第3に、台湾、インドネシア、ウクライナの災害ミュージアムやアーカイブズで海外視察調査を実施し、調査成果を報告書「災害資料の国際比較」で公表した。第4に、研究代表者は2019年に単著『災害アーカイブ』を刊行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本国内で1990年代から着手された文化財レスキュー事業や史料ネット活動の実践について、アーカイブズ学の観点から学術的な調査研究及び実践活動を加え、新たな研究分野の確立を目指した。その成果として、英語圏など海外の学術的語彙には未登場である「災害アーカイブ disaster archive」という概念を新しく提唱できたことは、学術的及び社会的に高い意義を認められる。 また本研究の重要な取り組みとして海外の災害アーカイブズ・ミュージアムの視察調査があったが、2022年以降の世界情勢の変化もあり貴重な調査となった。特にウクライナにおける調査成果は再度入手しがたい極めて重要なものとなった。
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