研究課題/領域番号 |
17H00806
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境政策・環境社会システム
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研究機関 | 統計数理研究所 |
研究代表者 |
吉本 敦 統計数理研究所, 学際統計数理研究系, 教授 (10264350)
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研究分担者 |
加茂 憲一 札幌医科大学, 医療人育成センター, 准教授 (10404740)
木島 真志 琉球大学, 農学部, 准教授 (10466542)
光田 靖 宮崎大学, 農学部, 教授 (30414494)
久保田 康裕 琉球大学, 理学部, 教授 (50295234)
冨田 哲治 県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (60346533)
楠本 聞太郎 九州大学, 農学研究院, 助教 (90748104)
福井 敬祐 広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 准教授 (50760922)
上野 玄太 統計数理研究所, モデリング研究系, 准教授 (40370093)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
39,520千円 (直接経費: 30,400千円、間接経費: 9,120千円)
2021年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2020年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2019年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2018年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2017年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | 環境経済 / 生態系サービス / 離散最適化 |
研究成果の概要 |
本研究は、生態系サービスの生成過程における拡散・移動メカニズムを精確に捉える統計モデルを構築し、これを最適化システムに組み込むことで、生態系サービスの経済評価と持続的供給を実現する資源利用の時空間的最適制御を提案するものである。特に、送粉サービスや外来種の拡散に焦点を当て、拡散・移動に影響を与える景観構造との関係を考慮した統計モデルを開発した。また、生成過程の精確な把握のために、情報量規準を改良し最適なモデルを選択する手法を開発した。これらの統計モデルを用いて、持続的な資源利用に関する空間的制約を考慮した離散最適化モデルを構築し、経済・政策分析への応用を可能にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、研究対象地区の生態系サービスを持続的に享受するための効率的な資源利用の具体的な空間配置および利用制御を明らかにすることができる。さらに、資源利用などの経済活動が生態系サービスに与える影響を定量的に評価・把握することが可能であり、広義の経済価値に基づいた意思決定プロセスに必要なトレードオフの情報を提供できる。したがって、政策決定者に対しては、想定される経済政策の影響を定量化することで、政策決定に有効な情報を提供することが可能となる。さらに、今後この分野で発展が期待される実データに基づいた研究の基盤となるフレームワークを提供し、課題を抽出することも見込まれ、意義あるものと考える。
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