研究課題/領域番号 |
17H00828
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
丸山 康司 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (20316334)
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研究分担者 |
西城戸 誠 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (00333584)
三上 直之 北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (00422014)
角 一典 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10312323)
本巣 芽美 名古屋大学, 環境学研究科, 特任准教授 (40714457)
宮内 泰介 北海道大学, 文学研究院, 教授 (50222328)
藏田 伸雄 北海道大学, 文学研究院, 教授 (50303714)
山下 英俊 一橋大学, 大学院経済学研究科, 准教授 (50323449)
茅野 恒秀 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (70583540)
森岡 正博 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80192780)
山本 信次 岩手大学, 農学部, 教授 (80292176)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
39,390千円 (直接経費: 30,300千円、間接経費: 9,090千円)
2020年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2019年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2018年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2017年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
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キーワード | エネルギー技術 / 科学技術社会論 / 再生可能エネルギー / 環境社会学 / ガバナンス / 環境正義 / 社会的受容性 / 環境倫理 / 持続可能性 / 合意形成 / 環境倫理学 |
研究成果の概要 |
エネルギー技術と社会の関係について多様な主体の福利に適う条件を明らかにすることを目的として、実証研究、社会理論、社会実験の研究グループを構成して進められた。約30報の論文や研究報告が発表された。実証研究では広義の利害関係を調査し、狭義の経済効果だけではなく、将来世代を含む多様な主体への便益が社会受容性に影響することを明らかにした。社会理論では、認知的不正義の問題などを検討し、社会紛争化しやすい要因について考察を進めた。社会実験では、ゾーニングに関するアクションリサーチを実施し、熟議的手法による政策課題の抽出などを試行し、ガバナンスの手法がステークホルダからの信頼に寄与することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生可能エネルギーの導入に伴う社会的影響について幅広く把握し、将来世代を含む多様な主体への便益が社会受容性を向上させる方向に影響していることを明らかにした。一方、社会紛争化しやすい要因の一つとして認知的不正義の問題に注目し、問題が広く共有されないことに伴う先鋭化などを明らかにした。また土地利用に伴う歴史的経緯など、環境史との関連も含めて扱うべき問題の所在も明らかになった。 これらを踏まえて風力発電の適地抽出のアクションリサーチを実施した。市民調査や熟議的手法を試行し、実際の政策形成過程に反映させると同時にた。こうしたガバナンスの手法がステークホルダーからの信頼に寄与することを明らかにした。
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