研究課題/領域番号 |
17H00844
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
三宅 淳巳 横浜国立大学, 先端科学高等研究院, 教授 (60174140)
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研究分担者 |
井上 智博 九州大学, 工学研究院, 准教授 (70466788)
伊里 友一朗 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 助教 (90794016)
塩田 謙人 横浜国立大学, 先端科学高等研究院, 特任教員(助教) (30827837)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
42,770千円 (直接経費: 32,900千円、間接経費: 9,870千円)
2019年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2018年度: 16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2017年度: 18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
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キーワード | エネルギー物質 / 爆発 / 発火 / 爆轟 / 詳細反応モデリング / 安全工学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,先端計測技術および第一原理計算を用いて凝縮相エネルギー物質が呈する極限的な爆発反応を精密に測定・解析し,理論体系化する研究スキーム構築である。先端計測技術開発では,高速度カメラと二色法による複合測定や熱分析-高分解能飛行時間型質量分析などを用いて,凝縮相エネルギー物質に関する爆発反応の生起から分解,発火,燃焼,爆発に至るプロセス解析に適用した。理論的には,量子力学/連続溶媒和モデル法を活用し,第一原理から詳細反応モデルを構築することに成功し,凝縮相エネルギー物質の爆発学理構築に大きく貢献した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学産業界からは,凝縮相エネルギー物質を含む高反応性化学物質の取扱いに関連して,爆発学理に基づいた爆発影響評価ならびにより精度の高いリスク評価への展開が強く求められていた。当該研究で構築した爆発反応に関する計測および計算手法は,化学反応計測に基づいたプロセスデザイン支援,化学反応危険性予測に基づいたプロセス管理指標の設定,および災害発生シナリオの体系的抽出とそれに基づいた防災減災戦略の策定に活用可能であることから,化学産業ならびに航空宇宙産業の安全性向上と新規学術領域の構築に貢献した。
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