研究課題/領域番号 |
17H00876
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
西保 岳 筑波大学, 体育系, 教授 (90237751)
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研究分担者 |
林 恵嗣 静岡県立大学短期大学部, 短期大学部, 教授 (00431677)
藤井 直人 筑波大学, 体育系, 助教 (00796451)
辻 文 県立広島大学, 公私立大学の部局等(広島キャンパス), 准教授 (40707212)
小川 剛司 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (70451698)
本田 靖 筑波大学, 体育系, 教授 (20165616)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
42,640千円 (直接経費: 32,800千円、間接経費: 9,840千円)
2020年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2019年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2018年度: 14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
2017年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
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キーワード | 熱中症 / 換気亢進 / 体温 / 運動 / 体温上昇 / 換気反応 / 暑熱 / 換気 |
研究成果の概要 |
高体温誘発性換気亢進反応のメカニズム探求と関連した新しい熱中症予防法開発を行うことを目的とした。成果として、1)頸動脈化学受容器は高体温誘発性換気亢進反応に関与しない、2)安静加温時の皮膚表面へのメントール塗布は温度感覚や熱的快適性を改善するが、換気、体温、循環、熱放散反応には影響しない、3) 運動前カフェイン摂取によって、高体温誘発性換気亢進反応の感受性が大きくなることから、呼吸中枢への直接的刺激によって高体温誘発性換気亢進反応が変化する可能性、4) 暑熱下運動時において、休息間の冷気吸入による口腔・気道・肺胞の冷却は、暑熱下運動時の身体冷却手段として有効である可能性、が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は、暑熱下運動時の熱中症について、換気反応を加味した新しい発症メカニズムを提唱して国際的にも高く評価されており、本研究では、1)高体温誘発性換気亢進反応のメカニズム探求、さらに、2)関連した新しい熱中症予防法の開発を同時進行で行うことで、地球温暖化が進むと考えられる今後の体育・スポーツの現場における熱中症予防への新しい知見が得ることを目的とした。得られた結果から、メカニズムにおける新知見が得られ、さらに、冷気吸入による口腔・気道・肺胞冷却は、暑熱下運動時の安全かつ効果的な身体冷却による新しい熱中症予防法として有効であることが明らかとなった。
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