研究課題/領域番号 |
17H00901
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
川原 晋 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (10367047)
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研究分担者 |
姫野 由香 大分大学, 理工学部, 助教 (10325699)
永瀬 節治 和歌山大学, 観光学部, 准教授 (10593452)
海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
山崎 嵩拓 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任助教 (40814108)
石川 宏之 静岡大学, 地域創造教育センター, 准教授 (50405726)
佐野 浩祥 東洋大学, 国際観光学部, 教授 (50449310)
伊藤 弘 筑波大学, 芸術系, 准教授 (60345189)
内海 麻利 駒澤大学, 法学部, 教授 (60365533)
岡村 祐 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 准教授 (60535433)
西川 亮 立教大学, 観光学部, 助教 (70824829)
永野 聡 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (80609149)
阿部 大輔 龍谷大学, 政策学部, 教授 (50447596)
泉山 塁威 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (40774055)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2020年度)
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配分額 *注記 |
35,620千円 (直接経費: 27,400千円、間接経費: 8,220千円)
2020年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2019年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2018年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2017年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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キーワード | 持続可能な観光 / プランニング / 公民連携 / 観光まちづくり / 観光地経営 / 観光計画 / 社会実験 / 観光資源 / ワークショップ / 観光政策 / プロセスデザイン / 観光地域づくり / DMO / 観光の負のインパクト / 人材育成 / 観光地マネジメント / 地域振興 / 環境保全 / 計画手法 |
研究実績の概要 |
2019年度および2020年度内容を報告する。 【 A地域観光プランニングの精緻化】については、観光地の環境や空間の整備・管理と市場活動を統合するプロセスデザインや計画技術の要点について、引き続き事例調査を進めた。2019年度は、持続性のある観光地形成の方法として、地域に新たな雇用を生み、その経営者が次の事業展開や地域に再投資できる余力を生み出せる事業の創出が重要と考え、これを支援するファンドや、ハンズオン支援の仕組みと要点を、先進事例の調査から整理した。2020年度は、コロナ禍で顕在化したマイクロツーリズムや仮想体験観光といった新しい観光の形を旅の時間軸や空間移動面から整理したうえで、本研究の方法論の視点から評価した。また、コロナ禍で新しい動きを始めているキーパーソンのインタビューを積み上げた。
【B 観光産業界との応答の取組み】としては、引き続き現場での実践研究を進めた。「社会実験を駆使した計画推進」としては河川・道路空間のレクリエーション活用や担い手発掘による観光事業推進を(長門湯本温泉)、「人に紐づけた地域資源の棚卸しや観光に資する表現手法」として数十人のインタビューをデータソースとしたオーラルヒストリーやフェノロジーカレンダーの作成(萩焼深川窯集落)などを行った。
【C 地域観光プランニングの推進人材育成プログラムの開発】 としては、2019年度は、合宿型ワークショップである「地域観光プランニング カレッジ」の3年目として、三重県志摩市浜島町・英虞湾を対象とし、漁業資源や国立公園の環境を生かした滞在型ウェルネスツーリズムの企画立案を行った。地域人材の特徴を活かしたチームメイキングや事業提案を考える「人材指向型の計画アプローチ」を充実させた。また、地元大学によるフォローアップも授業として実現するなど、PBLの新たな形も示せた。2020年度はコロナ禍で中止した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍を経験し、持続可能な観光に対する考え方が、これまでのオーバーツーリズムが散見される状況から、事業・産業の継続等あらたな課題に直面する状況がうまれ、また観光の形も大きな変化があり本研究の方向性も見直しを図る必要があったことや、予定していた研究成果の公開での研究集会も開催できず、目標とする出版計画も見直しを行ったためである。
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今後の研究の推進方策 |
すでに、コロナ禍をふまえた調査や成果についての新たな方針をだし、推進中である。
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