研究課題/領域番号 |
17H00949
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
奥野 克巳 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (50311246)
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研究分担者 |
シン ジルト 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 教授 (00361858)
近藤 祉秋 神戸大学, 国際文化学研究科, 講師 (80779273)
相馬 拓也 早稲田大学, 高等研究所, 講師(任期付) (60779114)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
42,900千円 (直接経費: 33,000千円、間接経費: 9,900千円)
2021年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2019年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2018年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2017年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | マルチスピーシーズ人類学 / 文化人類学 / 環境人文学 / マルチスピーシーズ民族誌 / 人類学 / マルチスピーシーズ / 民族誌 / 種 / 動物 |
研究成果の概要 |
本研究では、複数種の絡まり合いに照準をあてるマルチスピーシーズ研究の枠組みの中で、人間をその中の一種と捉え、人間について再考した。国内外でのフィールドワークに基づき、また環境人文学という枠組みにまで広げて、5年間で55回の研究会を開催し、その途中経過・成果を機関誌『たぐい』Vol.1.~Vol.4.に発表した。成果論集としては、『コロナ禍をどう読むか』(奥野克巳・近藤祉秋・辻陽介編)『モア・ザン・ヒューマン』(奥野克巳・近藤祉秋・ナターシャ・ファイン編)『マンガ版マルチスピーシーズ人類学』(奥野克巳・シンジルト・MOSA編)『食う、食われる、食いあう』(近藤祉秋、吉田真理子編)を刊行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2000年代以降に、「人新世」という新しい地質年代が唱えられるようになった。そのことは、地球環境の悪化が、人間の手によるものだとする意識の高まりと重なる。人新世に対する文化人類学からの応答の一つは、ヒトを、他の生物種から孤立した例外的な種ではなく、多種の中にあって、絡まり合って生存と繁栄を築き上げてきたと捉えるマルチスピーシーズの視点の導入であった。本研究は、マルチスピーシーズ研究の可能性を探ることにあった。マルチスピーシーズ研究は近年、アートとの連携や社会的実装においても行われてきており、本研究は、それらを含めマルチスピーシーズ思想の広がりを見る上での基礎研究と位置づけられるだろう。
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