研究課題/領域番号 |
17H00966
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
竹中 佳彦 筑波大学, 人文社会系, 教授 (80236489)
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研究分担者 |
山本 英弘 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (20431661)
遠藤 晶久 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授 (80597815)
濱本 真輔 大阪大学, 法学研究科, 准教授 (20625850)
久保 慶明 琉球大学, 人文社会学部, 准教授 (00619687)
柳 至 立命館大学, 法学部, 准教授 (20647341)
大倉 沙江 筑波大学, 人文社会系, 助教 (40779534)
Jou Willy 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (20617055)
近藤 康史 名古屋大学, 法学研究科, 教授 (00323238)
鈴木 創 筑波大学, 人文社会系, 講師 (40362561)
今井 亮佑 崇城大学, 総合教育センター, 教授 (80345248)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
39,910千円 (直接経費: 30,700千円、間接経費: 9,210千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2018年度: 19,500千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 4,500千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | エリート / 平等観 / 政策ネットワーク / 政策選好 / 影響力構造 / イデオロギー / 格差 / 不平等 / 政治学 / 政治過程論 |
研究成果の概要 |
現代日本では、所得や財産、雇用、政治参加の機会、政治における結果、地域、世代などの面でさまざまな格差(不平等)があることが指摘されている。これらを是正する政策の形成に携わるエリート各層の平等に対する認知や価値態度を明らかにすることは、平等をめぐる対立構図や平等化政策の在り方を考えるために重要である。本研究は、2018~19年にエリート各層および有権者に対する意識調査を実施し、1980年のエリート調査の結果と比較しながら研究を進めた。その結果、保守層とリベラル層における平等観と政策志向の対立が継続している一方、国民の求めている平等に対する要望が十分にエリートに反映されていないことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、政策を形成する現代日本のエリート各層の平等に対する認知や価値態度を明らかにするために、三宅一郎神戸大学名誉教授らによって1980年に実施された「エリートの平等観」調査を踏まえたエリート調査、およびそれとほぼ同じ内容の有権者調査を実施した。政治家や官僚に対する個別調査は存在するが、財界リーダー、団体リーダー、マスメディアなども包摂した調査の実施は約40年ぶりのことであり、その調査データの提供は学界に対する大きな貢献となる。分析結果は、学会報告や学術論文等として発表して学術的に貢献したほか、竹中他編『現代日本のエリートの平等観』(明石書店、2021年)として公刊し、社会的にも意義がある。
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