研究課題/領域番号 |
17H00974
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
河野 勝 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (70306489)
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研究分担者 |
小林 誉明 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 准教授 (00384165)
大槻 一統 早稲田大学, 高等研究所, 講師(任期付) (00779093)
古城 佳子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30205398)
建林 正彦 京都大学, 法学研究科, 教授 (30288790)
三村 憲弘 武蔵野大学, 法学部, 准教授 (40453980)
金 慧 千葉大学, 教育学部, 准教授 (60548311)
境家 史郎 東京都立大学, 法学政治学研究科, 教授 (70568419)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
38,480千円 (直接経費: 29,600千円、間接経費: 8,880千円)
2019年度: 16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2018年度: 19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 国際協力論 / 援助 / 再分配 / サーベイ実験 / 国際関係論 |
研究成果の概要 |
開発援助を受けているアジアの4つの途上国(フィリピン、ミャンマー、ネパール、インドネシア)の主要都市で一般の国民からランダムに選んだ800-1000人の回答者に対してサーベイ実験を行い、それらの国々の人々が援助をより歓迎する諸条件を明らかにすべく、当初の目的通りにデータを収集することができた。おもにアメリカの研究協力者2名(カリフォルニア大学モンティノーラ教授、イリノイ大学ウィンターズ教授)と、データ分析を進めている。成果としては、一本の論文をすでに査読付国際ジャーナルで公刊し、もう一本の論文は2020年度のアメリカ政治学会をはじめとする4つの学会・研究会で報告を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本をはじめ多くの先進国が外交の重要な柱として行っている途上国援助に関しては、使途の不透明性や恣意性を検証する事例研究、援助がどれほど経済成長を促進する効果をもつかを分析するマクロ経済学的実証研究などは豊富に先行研究の蓄積がある。しかし、途上国に暮らす一般の人々の視点に立って支援の意義や効果を調査する試みは、学術的研究の蓄積が少なかった。本研究では、アジアの複数の国で、ほぼ同時期に大きな規模の調査を行い、ほぼ同じ内容の質問と実験を行うことによって、データを収集し、分析し、それらの国々の人々が援助をより歓迎する諸条件を明らかにすることができた。
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