研究課題/領域番号 |
17H00980
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
西條 辰義 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 特任教授 (20205628)
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研究分担者 |
武田 裕之 大阪大学, 大学院工学研究科, 講師 (00638512)
小谷 浩示 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (80422583)
原 圭史郎 大阪大学, 工学研究科, 教授 (30393036)
上須 道徳 大阪大学, COデザインセンター, 特任准教授(常勤) (50448099)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
42,510千円 (直接経費: 32,700千円、間接経費: 9,810千円)
2021年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2020年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2019年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2018年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2017年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | フューチャー・デザイン / 将来可能性 / 仮想将来世代 / 仮想将来人 / パスト・デザイン / 将来失敗 / 超学際研究 / 太陽光発電 / フィールド実験 / 地域愛着 / 将来世代のしあわせ法 / 市民会議 / 環境施策 / 経済政策 / 経済理論 / 人間生活環境 / 世代間持続可能性ジレンマ / 食の多様性 / PM2.5 / メタ認知 / セカンド・ソート / 持続可能性 / パースト・デザイン / 総合計画 / 環境基本計画 / 世代間持続可能性ジレンマゲーム / エネルギー / 地域への愛着 |
研究成果の概要 |
私たちは、気候変動を含むさまざまな問題を将来世代に先送りするという将来失敗を重ね続けている。フューチャー・デザイン(FD)は、将来失敗を避け、私たちの持つ「将来可能性(今の利得を差し置いてでも将来世代を優先したいという特性)」を発揮しうる仕組みのデザインをめざす。そのひとつが将来にタイムトリップし、そこから今を考える仮想将来人である。この仕組みの有効性を国内外の被験者を用いる(フィールド)実験と実践で確認している。将来から今をデザインする仮想将来人は、今に固執することなく、将来のあり方を独創的に提案するのである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
将来のビジョンをどのようにデザインするのかという分野では、将来から今をデザインするバックキャスティングなどがあるが、FDにおける将来可能性を発揮する仕組みのデザインがないという意味で、FDは新たな領域の開発に成功しつつあるといってよいのではないのか。さまざまなFDの実践を実施した岩手県矢巾町では、2023年より、未来戦略課が発足している。世界で初めてのFDを中心とする将来課の誕生である。さらには、G7の首脳たちが、仮想将来首脳になり、世界の平和をデザインすることの提案もしている。また、国連財団は2024年の将来宣言に向けてFDの使用を推奨している。
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