研究課題/領域番号 |
17H01075
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 分子科学研究所 |
研究代表者 |
加藤 政博 分子科学研究所, 極端紫外光研究施設, 特任教授 (30185871)
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研究分担者 |
保坂 将人 名古屋大学, シンクロトロン光研究センター, 特任准教授 (60290897)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
28,470千円 (直接経費: 21,900千円、間接経費: 6,570千円)
2019年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2018年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2017年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
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キーワード | 量子ビーム / 放射光 / 加速器 / 光渦 / ベクトルビーム / シンクロトロン / アンジュレータ / レーザー / シンクロトロン放射 / 電磁波 / 電子 / 電子ビーム / 角運動量 / 偏光 / 真空紫外線 / 紫外線 / 電子線 |
研究成果の概要 |
紫外線からX線にかけての分析用の光源として幅広く使われている放射光に新しい機能を付与する技術の開発とその応用の開拓を進めた。アンジュレータと呼ばれる光源装置を用いて、光ビームの断面上で光の特性が一定の規則に従って変化する、光渦やベクトルビームといった空間構造を持つ光ビームを放射光の技術で生成する手法を確立した。また、それらを利用した先導的な実験を行った。この研究の中で派生的に、放射光の時間構造の制御方法とそれを利用した先導的な実験に成功し、次の展開の手掛かりを得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日、放射光はレーザーと並んで、分析用の光源として基礎学術から産業利用まで幅広い分野で利用されている。現在利用されている放射光は、偏光や強度、あるいは位相構造(光の波としての特性)が空間的にほぼ均一である。これに対し、本研究では、光の特性が空間的にある規則に従って変化するような放射光を発生する技術の開発を進め、その応用の開拓を進めた。将来的には、極めて高分解能の顕微鏡の実現や、光を使った化学反応の高度な制御などへの応用が期待される。
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