研究課題/領域番号 |
17H01101
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
千葉 柾司 東北大学, 理学研究科, 教授 (50217246)
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研究分担者 |
須佐 元 甲南大学, 理工学部, 教授 (00323262)
小宮山 裕 国立天文台, ハワイ観測所, 助教 (20370108)
石山 智明 千葉大学, 統合情報センター, 准教授 (90616426)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2018年度: 18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2017年度: 15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
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キーワード | 金属欠乏星 / 初代星 / 超金属欠乏星 / 銀河の形成と進化 |
研究成果の概要 |
宇宙で最初に生まれた星はどのように形成されたのか、それらは現在銀河系のどこにどれだけ残存しているのか。本研究は、この初代星の探査と理論解析を実行し、宇宙初期の星形成史と銀河形成史を解明する研究を行った。初代星としての超金属欠乏星候補を、すばる望遠鏡超広視野カメラHSCにて探査するために、特別に設計された狭帯域フィルターを製作した。また、初代星の形成過程に関する宇宙論的シミュレーションを実施し、現在生き残っている初代星の割合に関する理論的枠組みを構築することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙の歴史において最初に生まれた星、いわゆる初代星は、宇宙初期のいつ頃どのようにして形成されたのか、そして初代星を含む銀河の形成はどのように進んだのであろうか、という問題は、天文学の分野における重要な課題である。本研究では、これらの理解を目標として、現在銀河系に生き残っている初代星探査のための理論研究の推進と実際の探査観測のための枠組みを構築することができた。宇宙初期における星の形成過程は、人類の存在に結び付く根源的な課題であり、この理解に対して重要な枠組みを構築できた意義がある。
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