研究課題/領域番号 |
17H01116
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
本間 希樹 国立天文台, 水沢VLBI観測所, 教授 (20332166)
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研究分担者 |
池田 思朗 統計数理研究所, 数理・推論研究系, 教授 (30336101)
寺澤 敏夫 国立研究開発法人理化学研究所, 主任研究員研究室等, 研究員 (30134662)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
37,180千円 (直接経費: 28,600千円、間接経費: 8,580千円)
2020年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2019年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2018年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2017年度: 16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
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キーワード | 時間領域天文学 / 突発天体 / 高速電波バースト(FRB) / パルサー / VLBI / 高速電波バースト / 高速電波バースト(FRB) / 電波天文学 / 超長基線電波干渉計(VLBI) |
研究成果の概要 |
Fast Radio Burst(FRB)はミリ秒程度の電波パルスが観測される謎の電波天文現象であり、その観測的研究のため本計画では国内の電波望遠鏡用の観測システムとデータ解析ソフトの開発を進め、それらを用いてFRBの電波観測を実施した。3天体の再帰型FRBでバーストの探査を実施したところ、FRB 20201124Aの電波バーストの検出に成功した。これは国内の電波望遠鏡による初のFRB検出である。また、検出されたバーストは、非再帰型/再帰型FRBの平均光度の差から両者を違う種族とするこれまでの結果に一石を投じるものとなっており、今後のさらなる追観測の重要性を改めて示すものとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Fast Radio Burst(FRB)と呼ばれる正体不明の電波バースト現象の観測研究のため、国内の電波望遠鏡でその信号を検出するシステムと解析ソフトを開発した。それに基づいて3天体の再帰型FRBの観測を行ったところ、1天体で電波バーストを検出することに成功した。これは、日本の電波望遠鏡を用いたものとして初めての検出であり、日本のおけるFRBの観測研究の幕開けとなるマイルストーンとなった。
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