研究課題/領域番号 |
17H01126
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 (2021-2022) 京都大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
窪 秀利 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (40300868)
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研究分担者 |
中森 健之 山形大学, 理学部, 教授 (30531876)
片桐 秀明 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 准教授 (50402764)
齋藤 隆之 東京大学, 宇宙線研究所, 助教 (60713419)
櫛田 淳子 東海大学, 理学部, 教授 (80366020)
Mazin Daniel 東京大学, 宇宙線研究所, 特任准教授 (90747990)
井岡 邦仁 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80402759)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
42,380千円 (直接経費: 32,600千円、間接経費: 9,780千円)
2021年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2020年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2019年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2018年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2017年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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キーワード | 宇宙ガンマ線 / 宇宙線 / ブラックホール / 活動銀河核 / ガンマ線バースト / 白色矮星 / 暗黒物質探索 / 大気チェレンコフ望遠鏡 / 宇宙物理 / 天文 / 宇宙科学 / 中性子星 / 波形GHzサンプリング回路 / マルチメッセンジャー天文学 / 超新星残骸 / 銀河中心領域 |
研究成果の概要 |
次世代の国際宇宙ガンマ線天文台であるチェレンコフ望遠鏡アレイ計画CTAを推進し、CTAの中で最大口径を持つ23m望遠鏡(LST)初号基をスペイン・ラパルマ島に建設し、科学観測を開始した。さらにLST 2-4号基の望遠鏡要素を製作し、現地建設の準備を行った。また、ガンマ線望遠鏡MAGICを用いて、ガンマ線バーストからの超高エネルギーガンマ線の高有意度検出に史上初めて成功した。また、IceCube実験などとの共同で、ニュートリノとガンマ線による高エネルギーニュートリノ放射源天体の同定に史上初めて成功した。さらに、暗黒物質質量の対消滅断面積上限値に対して、従来に比べ強い制限を与えることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CTAは超高エネルギーガンマ線領域における世界唯一の大規模天文台であり、CTAの完成と長期運用によって、ガンマ線観測による宇宙物理学・天文学の一層の発展をもたらすことができる。さらに、CTAは25か国約1500名で推進している国際大型計画であり、日本学術の国際性向上に貢献している。また、ブラックホール天体からの高エネルギーニュートリノとガンマ線放射の発見は、マルチメッセンジャー天文学の急進展のきっかけとなった。さらに、ガンマ線バーストからの超高エネルギーガンマ線の発見によって、ブラックホール誕生および莫大なエネルギー放出のメカニズムについて新たな知見を得ることができた。
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