研究課題/領域番号 |
17H01248
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
長坂 雄次 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 名誉教授 (40129573)
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研究分担者 |
田口 良広 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30433741)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
44,460千円 (直接経費: 34,200千円、間接経費: 10,260千円)
2019年度: 12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2018年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2017年度: 18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
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キーワード | 熱工学 / 熱物性 / 熱伝導率 / フォノン |
研究成果の概要 |
ナノワイヤやナノ薄膜といった次世代ナノ・マイクロ材料・デバイスの熱輸送メカニズム解明を目的として,4つの革新的センシング手法を開発し,従来手法では測定することができなかった環境下において,特異な熱輸送性質を明らかにすることに成功した.さらに,デバイスの劣化加速試験を行い,時々刻々と劣化していくデバイスの界面熱抵抗を開発したセンシング手法を用いて計測し,フォノンスペクトロスコピーが劣化メカニズム解明に適用できることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発された革新的センシング手法は,これまでに適用することができなかった環境下(例えば極低温,強磁場や幅広い温度域)において高精度で熱物性を測定することが可能であり,例えば超電導送電ケーブルの熱設計,ガス貯蔵応用や次世代蓄熱材として期待が集まるセミクラスレートハイドレートの実用化に資する熱物性データを提供するという意味で,社会的インパクトは大きい.さらに,劣化メカニズムや特異な熱輸送現象の解明など,提案するフォノンスペクトロスコピーの果たす役割は大きい.
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