研究課題/領域番号 |
17H01284
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石田 哲也 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (60312972)
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研究分担者 |
高橋 佑弥 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (10726805)
浅本 晋吾 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (50436333)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
44,200千円 (直接経費: 34,000千円、間接経費: 10,200千円)
2019年度: 13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
2018年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2017年度: 16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
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キーワード | コンクリート / カルシウムシリケート水和物 |
研究成果の概要 |
本研究は、結合材の種類によって相違するカルシウムシリケート系水和物の特性を考慮したマルチスケール型熱力学モデルと時間依存構成則を構築し、セメント系材料の微視的特性と構造物の巨視的な挙動を直結して評価する数値解析技術の構築を目的とした。様々な物理化学組成を有するフライアッシュの水和反応を統一的な枠組みで記述するモデルを構築し、人工ポゾランと天然ポゾランの両者を含む一般化モデルの構築に成功した。さらに、空隙構造の連結性に着目して、微細構造中における水・イオンの移動機構の解明に試み、空隙率の大小によらず、連結性を担保する限界水量(連結限界水量)が一意に定められることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ポゾランのガラス組成や物理化学特性に着目し、反応プロセスの一般化モデルを構築して、その空隙構造特性や長期耐久性に関わる物質移動特性を明らかにした。フライアッシュといった産業副産物、火山灰、焼成粘土、メタカオリンに代表される人工ポゾランの積極活用など、世界各国固有の文脈で出現している様々な次世代型建設材料を統一的に扱う研究の方法論は、高い工学的有用性を有するとともに、当該分野の知の体系化に資する他を大きくリードする研究と言える。
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