研究課題/領域番号 |
17H01360
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
徳永 朋祥 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70237072)
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研究分担者 |
山本 肇 大成建設株式会社技術センター, その他部局等, チームリーダー (10417090)
愛知 正温 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (40645917)
後藤 宏樹 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 研究員 (50781449)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
44,330千円 (直接経費: 34,100千円、間接経費: 10,230千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2017年度: 26,130千円 (直接経費: 20,100千円、間接経費: 6,030千円)
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キーワード | 地下流体挙動 / 地殻工学 |
研究成果の概要 |
本研究では、二相流体系に拡張した多孔質弾性論と化学的浸透現象に関する理解を基盤とし、1)化学的浸透現象によって引き起こされる変形過程、2)極めて遅い流れ場で発生する空間的に不均質な二相流体流動に伴う変形過程、に着目した実験研究を行った。また、実験結果を説明するモデルの構築を行い、さらに、数値解析コードとして現象を定量的に評価可能とした。そのうえで、実験・理論・数値解析を統合し、極めて遅い流れ場における泥質岩挙動を表現する体系を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
泥質岩は、放射性廃棄物処分や二酸化炭素地中貯留を実現する場合において重要な役割を果たす岩石であると考えられている。これは、泥質岩は、その透水性が極めて小いことから、物質を長期にわたって閉じ込める能力を持つと考えられているからである。一方、そのような岩石においては、一般的な地下流体挙動の理論では取り扱われることが少なかった連成過程(例えば流動に伴う変形や濃度差に伴って発生する流れや変形)が重要な位置づけを持つ場合が起こりうる。本研究は、そのような状況における泥質岩の挙動に関して、理論的体系を構築するとともに、室内実験を通し実際の現象を把握し、数値解析的に評価することを可能にしたものである。
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