研究課題/領域番号 |
17H01461
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
江面 浩 筑波大学, 生命環境系, 教授 (00332552)
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研究分担者 |
LOMBARDO Fabien 筑波大学, 生命環境系, 助教 (00607393)
矢野 亮一 筑波大学, 生命環境系, 助教 (00443044)
岡部 佳弘 筑波大学, 生命環境系, 助教 (30752951)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
41,470千円 (直接経費: 31,900千円、間接経費: 9,570千円)
2020年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2019年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2018年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2017年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
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キーワード | トマト / 高糖変異体 / F-boxタンパク質 / 糖蓄積 / F-Boxタンパク質 / HAWAIIAN SKIRT / F-box タンパク質 |
研究成果の概要 |
本研究では、トマトの新規高糖変異体を活用した糖蓄積の新規分子機構解明に挑戦した。その結果、F-box遺伝子の一つであるSlHWS遺伝子が果実への糖蓄積に次の2つの点から関与していることを明らかにした。1点目はSlHWS遺伝子が果実の糖輸送に関わる維管束通道組織の発達に関与していること、2点目はSlHWS遺伝子が果実での糖合成やデンプン合成系の遺伝子と連動して糖蓄積を制御していることが示唆された。これらの結果から、SlHWS遺伝子を介した果実の高糖性の分子育種の可能性が示唆できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
果実への糖蓄積機構は、植物が進化過程で発達させた重要形質であり、その完全理解に向けて世界中で凌ぎを削っている分野である。本研究は、今まで着目されていなかったSlHWS遺伝子が果実への糖蓄積の一翼を担っていることを初めて示したものであり、学術的意義が大きい。果実への糖蓄積制御は、高付加価値果実の生産において重要な技術開発テーマである。現在までは、主に栽培技術により高糖度化を進め、一部、育種的に高糖度化が進められている。本研究により、果実の糖蓄積に関する新分子機構の一端が明らかになったことにより、果実の高糖性の分子育種への道が開けると考えられ、社会的意義が大きい。
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