研究課題/領域番号 |
17H01473
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 藤女子大学 (2018-2019) 北海道大学 (2017) |
研究代表者 |
原 博 藤女子大学, 人間生活学部, 教授 (70198894)
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研究分担者 |
比良 徹 北海道大学, 農学研究院, 講師 (10396301)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
42,770千円 (直接経費: 32,900千円、間接経費: 9,870千円)
2019年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2018年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2017年度: 21,840千円 (直接経費: 16,800千円、間接経費: 5,040千円)
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キーワード | イソマルトメガロ糖 / 消化管バリア / 消化管ホルモン / ケルセチン / グルカゴン様ペプチド1 / ポリフェノール / コレシストキニン / ペプチドYY / 腸管バリア / フラボノイド / 腸上皮バリア機能 |
研究成果の概要 |
イソマルトメガロ糖は、α-1,6結合グルコース主鎖の末端に、「堅い」α-1,4結合のグルコース側鎖を持つ新規糖質である。本研究課題では、消化管上皮のバリア機能に与える効果、ケルセチンの吸収ならびに消化管ホルモンGLP-1の分泌に与える効果を、培養細胞試験ならびに動物試験にて検討した。 細胞試験ではイソマルトメガロ糖は油脂酸化物による上皮バリア障害を抑制することが示唆された。動物試験では、イソマルトメガロ糖とケルセチンを組み合わせることで、ケルセチンの吸収が高まること、消化管ホルモンGLP-1の分泌が増強されることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における糖質産業は、トレハロースや様々な難消化性オリゴ糖を開発し世界をリードしてきた。しかし、類似の技術によるオリゴ糖生産などが周辺国を中心に盛んになり、新たな技術による高機能な糖質の開発が強く求められている。申請課題は、糖質の持つ新たな可能性を拓くもので、日本の糖質産業が再び世界をリードする基盤的知見を提供できる。
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