研究課題/領域番号 |
17H01488
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生命科学
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
吉崎 悟朗 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (70281003)
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研究分担者 |
山口 光太郎 埼玉県水産研究所, 水産研究所, 担当部長 (60502721)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
42,900千円 (直接経費: 33,000千円、間接経費: 9,900千円)
2019年度: 12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
2018年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2017年度: 17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
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キーワード | タナゴ / トミヨ / 精原細胞 / 移植 / 凍結保存 / 緩慢凍結 / ガラス化 / 水産学 / 発生・分化 / バイオテクノロジー / 生物保全 / 生殖幹細胞 / 絶滅危惧種 |
研究成果の概要 |
タナゴ類とトゲウオ類の生殖細胞の凍結と移植による遺伝子資源の長期保存法の構築を目指した。いずれの種においてもトナーと宿主の生殖腺を組織学的に解析することで移植適期を明らかにした。特にタナゴにおいては実際に絶滅の危機に瀕している日本産のタナゴ類をドナーに、タイリクバラタナゴを宿主に用いることで、ドナー由来の配偶子を効率的に生産することが可能であった。また、タイリクバラタナゴをモデルに用いてドナー生殖細胞を凍結保存する技術の構築にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題で構築した方法を用いることで、タナゴ類の遺伝子資源の半永久的な保存が可能になると期待される。特にRhodeus のみならずTanakia 属に属する種もタイリクバラタナゴを代理親に用いることで次世代生産が可能であったため、我が国に分布する多くの絶滅危惧種の生殖細胞を利用した遺伝子資源の保存が可能になると期待される。また本課題で開発した技術の多くは、他の絶滅危惧魚類へと応用することも可能であろう。
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