研究課題/領域番号 |
17H01495
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域環境工学・計画学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
河端 俊典 神戸大学, 農学研究科, 教授 (20335425)
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研究分担者 |
井上 一哉 神戸大学, 農学研究科, 准教授 (00362765)
有吉 充 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農村工学研究部門, 主任研究員 (10414442)
澤田 豊 神戸大学, 農学研究科, 准教授 (60631629)
毛利 栄征 茨城大学, 農学部, 教授 (90373224)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
41,990千円 (直接経費: 32,300千円、間接経費: 9,690千円)
2019年度: 16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2017年度: 18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
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キーワード | パイプライン / 屈曲部 / スラスト防護工法 / 耐震性 / 長寿命化 / 液状化 / 砕石 / ジオグリッド / 模型実験 / 耐震設計 / スラスト力 / 振動実験 / 遠心力模型実験 / 数値解析 |
研究成果の概要 |
東日本大震災や過去の被災例から判断して,パイプラインの弱点は屈曲部近傍に集中している.圧力管路屈曲部のスラスト対策として,重量物であるコンクリートブロックを用いる工法が一般的であるが,管路の耐震性を向上させるためには,より軽量なスラスト対策工法を開発する必要がある.本研究では,管路屈曲部の水平変位時の力学挙動の解明とジオグリッドならびに砕石を用いた新たな対策工法の考案およびその実用化に向け,各種模型実験を実施した.実験結果より当提案工法の液状化地盤内での有効性を検証するとともに当工法により付加される水平抵抗力の算定手法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
営農に不可欠な灌漑用水を,ダムなどの貯水施設から末端圃場まで適確に運ぶために,国内には45,000kmにおよぶ幹線水路網がある.しかしながら,近年の巨大地震や水路施設の老朽化により,その耐震化や長寿命化が急務となっている.また,東日本大震災や過去の被災例から判断して,パイプラインの弱点は屈曲部近傍に集中することは明白である. このような背景の中,当研究課題では,農業用パイプライン屈曲部の力学挙動を解明するとともに耐震性の高い屈曲部構造を考案およびその有効性を検証したことから,本研究成果は,将来における我が国の農業農村整備事業に貢献するものと考えられる.
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