研究課題/領域番号 |
17H01507
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
長谷川 大輔 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 教授 (20366793)
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研究分担者 |
内田 和幸 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10223554)
北川 勝人 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (50409067)
齋藤 弥代子 麻布大学, 獣医学部, 准教授 (80367242)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
42,380千円 (直接経費: 32,600千円、間接経費: 9,780千円)
2021年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2020年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
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キーワード | てんかん外科 / 難治性てんかん / 犬 / 猫 / てんかん原性領域 / 脳梁離断術 / 迷走神経刺激療法 / てんかん / 獣医臨床 / 脳波 / MRI / 獣医学 / 外科 / 脳神経疾患 / 臨床 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
本研究は、これまで救済の手立てがなかった犬猫の難治性てんかん(DRE)に対する新たな治療法として、人医で適用される「てんかん外科」を獣医療へ導入することを目的とし、複数の実験的基礎研究と実際のDRE犬猫患者を対象としたてんかん外科の臨床試験を行った。基礎研究からは犬猫で利用可能な手術手技を確立し、また将来必要とされる新たな研究課題を見出した。臨床試験では、12例のDRE犬猫患者に対し、個々の症例に適したてんかん外科を実施することで、術後に明らかな発作減少と生活の質の向上を認めた。これらの成果は「小動物臨床におけるてんかん外科の導入」と題された研究課題を全うできたものと確信している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
獣医療においててんかん外科は全く行われておらず、難治性てんかんに罹患した犬猫および飼い主は不幸な結果ばかりであったが、本研究により獣医療でもてんかん外科が実施可能かつ有効な治療選択になり得ることが示されたことは、獣医学術的にも、飼い主の福祉的にも大変意義深いものと考えられる。また国際的にも獣医てんかん外科のイニシアチブを獲得できたこと、間接的に人医学との双方向性のある研究課題へと昇華しうる方向性が示せたことは、この分野がさらに発展し、近い将来より大きな研究成果をあげることが期待できる。
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