研究課題/領域番号 |
17H01529
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
南沢 享 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (40257332)
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研究分担者 |
赤池 徹 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (20647101)
草刈 洋一郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (80338889)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
43,420千円 (直接経費: 33,400千円、間接経費: 10,020千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 30,940千円 (直接経費: 23,800千円、間接経費: 7,140千円)
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キーワード | 肺静脈 / 肺循環 / 酸素感受性 / pitx2c / 血管リモデリング / 心房細動 / 心房 / Pitx2 / 洞房結節 / 肺高血圧 / 肺循環障害 / 肺高血圧症 |
研究成果の概要 |
肺静脈は高濃度酸素血に曝されること、左心房と接合する肺静脈部位は心房細動を引き起こす異所性刺激発生部位になることなど、体静脈とは異なる特殊な低圧系血管であるが、その血管特性の理解は進んでいない。一方、近年、肺動脈系の研究は著しく進展しているが、肺高血圧症など生命予後の不良な肺循環障害の病態機序は完全に解明されてはいない。本研究では研究代表者らが独自に開発した条件付き遺伝子改変動物をはじめ、小動物における血管実験手法や手術手技を使って、肺静脈の構造的・機能的特徴が構築される分子機序の解明を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺静脈は高い酸素濃度の血液が流れる点で非常にユニークな低圧系血管であり、肺静脈系が正常に機能しないと肺毛細血管系に血流がうっ滞することになり、肺水腫など生命を脅かす病態を引き起こすが、その血管特性は肺動脈に比べて十分に理解されていなかった。肺静脈の病態生理学的な意義としては、先天性心疾患、心房細動における異所性刺激発生部位、左心系心疾患による肺高血圧症などの病態進展において肺静脈の役割は重要である。本研究の伸展位よって、こうした病態の解明に寄与することが期待される。
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