研究課題/領域番号 |
17H01548
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
石橋 哲 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (30533369)
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研究分担者 |
和田 健彦 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (20220957)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
41,990千円 (直接経費: 32,300千円、間接経費: 9,690千円)
2019年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2018年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
2017年度: 17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
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キーワード | 脳卒中 / 核酸医薬 / 脳血管内皮細胞 / マウス / 人工核酸 / 環境応答型核酸 / 水素イオン指数 / 脳梗塞 / モデル動物 / 脂質リガンド / マイクロRNA / neuromuscular niche / 血管内皮細胞 / 虚血応答性核酸 / ヘテロ核酸 / 脳神経疾患 / 核酸 / 神経科学 / 脳血管障害 |
研究成果の概要 |
急性期脳梗塞では、neurovascular unitにおいて中心的な役割を来す脳血管内皮細胞を制御することで治療効果が期待できる。医学、薬学、工学の連携により、①世界最高水準のin vivo遺伝子抑制効果をもつ独自のヘテロ核酸をmicroRNA阻害目的に改良した第二世代ヘテロ核酸、② 脳梗塞病態特異的に作用する人工核酸技術「細胞内環境応答型核酸」、③ ヒト由来脳血管内皮細胞に対して低酸素負荷をかけて同定した治療効果の期待できるmicroRNA、3つの知財を軸に、急性期脳梗塞の病態に最適化した核酸医薬の研究を行い、脳血管内皮細胞のmicroRNAを効率的に制御する核酸医薬の開発を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳梗塞は重篤な後遺症を起こし、時に死因となりうる国民病である。microRNAは脳梗塞において新しい治療標的分子として知られており、脳血管内皮細胞に存在するmicroRNAを制御することで、血管新生を促進させ、脳梗塞後の神経予後の改善が期待できる。本研究で検討されたmicroRNAを標的とした第二世代ヘテロ人工核酸は、以前の人工核酸と比較すると、脳血管内皮細胞への効率的なデリバリー効果や、遺伝子抑制効果を示すことができたため、より副作用が少なく、また、効果の高い人工核酸の基盤技術となり得ると考えている。
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