研究課題/領域番号 |
17H01603
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中村 誠司 九州大学, 歯学研究院, 教授 (60189040)
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研究分担者 |
新納 宏昭 九州大学, 医学研究院, 教授 (20380636)
森山 雅文 九州大学, 歯学研究院, 助教 (20452774)
柴田 琢磨 東京大学, 医科学研究所, 助教 (30554505)
安河内 友世 (川久保友世) 福岡大学, 薬学部, 准教授 (70507813)
坪井 洋人 筑波大学, 医学医療系, 講師 (80580505)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
42,900千円 (直接経費: 33,000千円、間接経費: 9,900千円)
2019年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2018年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2017年度: 17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
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キーワード | IgG4関連疾患 / 疾患モデルマウス / T細胞サブセット / マクロファージ / B細胞 / 濾胞性T細胞 / Toll様受容体 / B細胞サブセット / モデルマウス / 自然免疫 / M2マクロファージ / CCL16 / マクロファージサブセット / Toll 様受容体 |
研究成果の概要 |
1)IgG4関連疾患モデルマウスの樹立:ヒトTLR7トランスジェニックマウスは野生型マウスと比較して、顎下腺、肺、膵臓におけるリンパ球浸潤・線維化が著明であった。また、TLR7刺激実験では血清IgG, IgG1, IL-33値が有意に高値であった。 2)増大したIL-4+ BATF+濾胞性T(Tfh)細胞がIgG4のクラススイッチを促進する:IgG4関連疾患では、2, 3次リンパ組織のほとんどのTfh細胞はIL-4を産生していた。また、GATA3を発現しておらず、BATFを核内に発現していた。トランスクリプトーム解析ではPD1hiのTfh細胞とは明らかに表現型が異なっていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の予想される結果と意義は、T 細胞とB 細胞に抗原特異性があれば抗原ペプチドが分子標的薬となり得るし、抗原に非特異的であれば抗サイトカイン抗体や抗受容体抗体などが考えられ、既にかなり多くの分子標的薬が開発されて臨床応用されていることから、その中に適切な分子標的薬が含まれている可能性は高い。また、本研究の推進により病態を忠実に再現する疾患モデルマウスが作製できれば、上記の分子標的薬の治療薬としても効果を検討でき、新規治療法の開発に極めて有用な疾患モデルマウスになると期待できる。
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